日本の対外純資産残高 26年連続の世界最大で349兆円/2016年末残
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財務省は26日、2016年末時点の日本の対外資産と負債の状況をまとめた報告書を発表した。
日本の企業や個人、政府が投資などを通じて海外に持っている資産(対外資産)から、海外の企業や個人、政府が日本に持っている資産(対外負債)を差し引いた「対外純資産」の残高は、前年末比2.9%増の349兆1120億円だった。
このうち、米国向けの直接投資残高は前年比5.4%増の53兆1842億円となり、過去最高を更新した。米国への直接投資残高が増えたのは、日本企業の進出や現地での企業の合併・買収(M&A)の活発化していることが要因。トランプ圧力で今後さらに増加するものと見られる。
対外純資産残高は、比較可能な1996年以降では、2014年末に続いて2番目の高い水準。
日本は26年連続で世界最大となっている。2位は中国の210兆3027億円、3位はドイツの209兆9234億円となっている。
対外純資産の多さは、日本から海外への投資が活発な一方、海外から日本への投資が少ないことを表している一面もある。
・・・日本の設備投資が大幅な円安にもかかわらず増えず、海外への投資が続いている。
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[ 2017年5月27日 ]
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