アイコン 為替、日本着弾で99円、米攻撃では・・・

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最近の外国為替市場では、北朝鮮のミサイルがもしも日本本土に着弾した場合、円高に振れるか円安に振れるか、議論が活発化。
 29日のミサイル発射は、排他的経済水域(EZZ)内に落下したとみられているが、この議論に関して極めて興味深い事例となる。大きな価格変動がなくとも、方向性がヒントとなるだろう。
 ニューヨークのヘッジファンド勢には、日本本土に着弾した場合に1ドル=99円に進むとの見方が根強いという。
以上、日経参考

為替は、米朝が戦争状態に至った場合は、東日本大震災時と同じように、円は剥げタカの餌食になろうが、攻撃されたら、為替も糞もない(日本は攻撃用の地対地ミサイルを保有していない)。

米トランプは北朝鮮と中国をもてあそび、北朝鮮金正恩はミサイルを弄んでいる。
中国は腹では米トランプを好きに利用・料理しようとしている。経済最優先のトランプは、南シナ海を放棄する可能性すらある。
経済最優先のオバマも尖閣問題では中国へ乗り込みながら、中国による東シナ海防空識別権を暗に認めてしまった経緯がある。

オバマが中国による南シナ海の埋め立て問題で放置しすぎたことから、軍部が動き出し、その圧力にやっとオバマが動き出した時はすでに手遅れ、埋め立てをほぼ終わっていた。その後も何もできず、埋立地の近くをチョロチョロ軍船を航行させるだけ、今ではロケット砲のサイロまで各地の埋立地に設けている。

4月6・7日のトランプ×習会談で、何を約束したのかさえわからない。韓国のTHAAD撤去さえ、左派政権誕生を前提に習は、トランプに約束している可能性すらある。

トランプならば、自国は自国で守れ主義、先般のNATOの会合でも喧嘩してきている。
シリアには、ユダヤ教の娘婿と娘のイバンカの要請に59発ものトマホークを撃ち込み、ロシアを怒らせ、外交もうまくいかない。
トランプに旨くいっているフリをさせている中国習の賢さが尚更光る。

内政では、ロシアゲート事件に行き詰まり、TPP以外公約の何一つできずにいる。
日本も憲法改正のため、北朝鮮の脅威を高めたいだろうが、米国にけしかけ過ぎた場合、四面楚歌状態のトランプの唯一の大統領としての特権である戦争行為、北朝鮮を攻撃する可能性が高まる。攻撃は常にトランプの手の平にある。

同盟国の韓国も左派政権となり、トランプと衝突する可能性もある。唯一仲良しクラブの構成メンバーは日本だけとなる。
 このまま、北朝鮮はミサイル発射実験を繰り返せば、トランプも動かざるを得なくなる。
トランプは中国に北朝鮮問題で100日間の猶予を与えたとの報道もある。7月には期限が来る。

中国はパワーバランスで北朝鮮を利用だけしてきたものの、会話さえない国に何ができようか(北朝鮮人脈は政敵の江沢民一派が有している、№3)。
貿易制裁も中国特有の裏取引で行われ続けていることだろう。ロシアも北朝鮮の貨客船万景峰号の就航を5月18日から始めている。前回・今回のミサイル実験でも就航を禁止するとは言っていない。日本は誤算だろうが、米国はフィリピンからもすでに逃げられ、フィリピンは中露にくっついてしまった。

米中経済関係は現状が続き、このままでは米国同様以下に日本は孤立してしまう可能性すらある。米国は常に米国の利だけで動いている。
アメリカが万が一、北朝鮮を攻撃し、北朝鮮が日本に対して放射ミサイル攻撃を加えた場合、日本はまったく耐えられない。中には核弾頭ミサイルもあるかもしれない。

韓国へは、1千門以上の砲門が向けられており、国境線から近いソウル(都市圏では2500万人)は火の海になろうが、開城工業団地や金剛山観光の再開を行う文在寅がトランプに叛旗を翻した場合、米軍攻撃の反撃の主が韓国には向かわず、日本に及ぶ可能性すらある。
当然、左派政権の韓国軍も北朝鮮から攻撃されない限り、北朝鮮攻撃には参加しない可能性が高い。

韓国米駐留軍の戦時作戦統制権も北朝鮮が韓国を攻撃した場合に限られている。韓国は攻撃されない限り、逆に韓国の駐留米軍が動けない可能性すら出てくる。
中国やロシアが、最近、しきりに北朝鮮核・ミサイル開発問題は、米国と北朝鮮の2国間問題だと言い続けている真意はそこにもある。

日本は、米国一辺倒から尖閣問題で100%譲歩することなく、中国にも太いパイプが必要だろう。米トランプが拠出するかどうかもわからなくなったADB、AIIBとの統合も一案だろう。
憲法改正のためには敵国として中国と北朝鮮の脅威が必要だろうが、北朝鮮は別にしても、中国を大いに利用し、少しだけ利用されることも必要ではないのだろうか。

それほど、不動産屋の米トランプの動きは、政治的に未知数であるとともに不透明。現実にすでに内政では四面楚歌状態であるとともに、外交面でも自由貿易、環境問題、NATOでも孤立していることから、尚更なこと。今後もG7やG20などの会合で何回も会わなければならない立場でもある。
日本は日本の利のために、米国も中国も利用するのが、筋ではないのだろうか。

中露が一緒になり真剣に北朝鮮に対応すれば、基地外の北朝鮮もおとなしくなると思われるのだが・・・。パワーバランスがそれぞれにあちこちに介在し実現しない。
米国はシリア攻撃で経済制裁下のロシアにモノさえ言えない状態に至っている。

戦争を前に頭の一つや二つ下げても回避させることが、世界にとって最良の選択ではないのだろうか。当事者たちは誰も100年後まで生きてはいない。

 

[ 2017年5月30日 ]
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