アイコン サンリブとマルショク やっと合併へ 九州小売業5番目に

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九州地盤のスーパー大手のサンリブ(北九州市)とマルショク(大分市)が、9月1日に合併することが判明した。存続会社はサンリブになる見込み。以前から、サンリブ・マルショクグループとして両社は一心同体、消費不況下、スーパー業界の競争激化を背景に、経営効率化を図る。

既にサンリブの佐藤秀晴社長が、マルショク社長を兼務している。サンリブは福岡県を地盤に山口、佐賀、広島の各県でショッピングセンターなど主に総合スーパーを80店展開している。一方、マルショクは大分県を中心に熊本、宮崎、福岡の各県で主に食品スーパーを83店舗運営している。
サンリブ・マルショクグループの平成25年2月期の売上高は2081億円、従業員数は約6300人。売上高は最近大型店舗の出店もなく以前からほとんど変わっていない。

両社は株式を持ち合い、役員の相互派遣や仕入先の共通化などを進めていた。
一方で、出店エリアに応じて、大方店舗のサンリブ、食鮮スーパーのマルショク店舗と、それぞれ棲み分けている。地域密着の仕入れによる豊富な生鮮食品の品ぞろえや自社カード導入による顧客サービスなどが特徴。
九州の小売業者の売上高ランキングでは、
1、 ドラッグストアで全国展開のコスモス薬品、
2、 ディスカウントスーパーで全国展開のトライアルカンパニー、
3、 イオン九州、
4、 ホームセンターで全国展開のナフコ、
5、 スーパーで九州展開のサンリブ・マルショクグループ(サンリブは9位、マルショクが19位)。

九州・山口の地場スーパーを取り巻く経営環境は厳しさを増している。

安さのコンモス・モリなどのドラッグストア、トライアルやルミエール、ダイレックスなどのディスカウントストアが台頭しており、既存スーパーは経営統合が目立っている。
スーパー大栄(北九州市)は、業績不振から2016年2月に「ゆめタウン」を展開する広島本社のイズミの完全子会社となった。
今年3月には丸久(山口県防府市)とマルミヤストア(大分県佐伯市)が統合した持株会社のリテールパートナーズと、マルキョウ(福岡県大野城市)が経営統合した。
レッドキャベツ(元、下関)もイオン傘下となっている。

サンリブは1955年9月設立、マルショクは1947年11月設立で、業界では共に老舗となっている。
昭和30年代はユニード・壽屋・マルショクグループ(サンリブ)の地元勢3社が業界を圧倒していたが、今ではマルショク・サンリブグループしか残っていない。
 
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[ 2017年5月31日 ]
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