アイコン コンテナ船統合 郵船ら3社「オーシャン・ネットワーク・エクスプレスHD」設立統合 世界第5位規模

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リーマンショック前に発注された巨大コンテナ船が次々に就航、世界景気の低迷により物流量も低迷、世界が過剰船腹に陥り、輸送料は暴落、海運会社は経営不振(世界第8位の韓進海運・2016年.8月破綻)が続いている。
そうした中、日本の海運大手3社は、コンテナ部門をそれぞれ切り離し、統合させることで合意していた。

5月31日、日本郵船、商船三井、川崎汽船の海運大手3社は、主力の定期コンテナ船事業を統合して、ことし7月に設立する新しい会社の名前を、「オーシャン ネットワーク エクスプレス ホールディングス」とすることを決めた。

日本郵船、商船三井、川崎汽船の海運大手3社は、今年7月、主力の定期コンテナ船事業を統合する持株会社を東京に設立することにしていて、新会社の名前は「オーシャン ネットワーク エクスプレス ホールディングス」にするという。

また、持株会社のもとで実際に事業を行う会社は、コンテナ事業の国際的な拠点となっているシンガポールに設けるとしている。

コンテナ船は、食料品や日用品、電化製品などさまざまなモノをコンテナで運ぶ事業で、3社合わせた輸送能力は世界5位の規模となる。
新会社は、船の運用を見直すなど、統合のスケールメリットでコストの削減を進め、年間約1100億円の業績改善の効果を実現したいとしている。
新会社は来年4月から、コンテナ船の共同運航など事業を始める計画。
以上、報道参照

バルチック海運価格指数が、リーマンショク前にバブル化、大手が海運会社がスーパーコンテナ船の建造を数多く発注していたことから、リーマンショック=バブル崩壊、世界の物流量が減少する中、そうしたスーパーコンテナ船が就航して海運市況は大暴落、コスト競争力を持つスーパーコンテナ船を保有する大手海運会社が価格競争を仕掛け、大中型船主体の韓国の韓進海運では運航するごとに巨額赤字を露呈、世界景気低迷で改善の見通しも立たず、昨年8月経営破たんした。
こうした影響は、韓国を代表した韓進海運にとどまらず、日本の大手海運会社も大きな影響を受けていた。

<↓ バルチック価格指数10年推移>
バルチック価格指数10年推移
 

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[ 2017年6月 1日 ]

 

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