アイコン 富士フイルムHD 不正会計 利益は増加  リース不適正+プリンター販売不振

スポンサード リンク
 

富士フイルムホールディングスは12日、海外子会社の不適切な会計処理による損失額が従来の累計220億円から375億円に拡大すると発表した。複合機のリース取引を巡る問題がニュージーランドの子会社だけでなく、オーストラリアでも確認されたため。
富士フイルムの業績(純利益)に与える影響は、累積で約220 億円(損失)から375 億円(損失)に拡大、また、「当社株主帰属当期純利益」に与える累計影響金額は、▲281 億円(損失)となった。2016年3月期以前の決算数年分を遡って訂正する方針。

同社は4月20日、富士ゼロックス傘下の販売子会社のリース取引で会計不備があった可能性があると発表。17年3月期決算の発表も延期していた。

併せて17年3月期の連結営業利益(米国会計基準)が前の期比10%減の1722億円になったと発表した。欧米向けのプリンター販売などが低迷し、従来予想を197億円下回る。売上高は7%減の2兆3221億円だった。
一方、純利益は7%増の1315億円と、従来予想を195億円上回った。販売低迷を投資有価証券の売却益で吸収し、過去最高だった。
会計処理問題が前期の業績に与える影響は「軽微」という。

 

富士フイルムHD
連結/百万円
売上高 
営業利益
←率
経常利益
純利益
17/3前回予想
2,400,000
192,000
8.0%
192,000
112,000
17/3今回予想
2,322,163
172,281
7.4%
194,775
131,506
今回/前回比
-3.2%
-10.3%
 
1.4%
17.4%
16/3実績
2,491,624
191,179
7.7%
194,529
123,313
17予/16実
-6.8%
-9.9%
 
0.1%
6.6%

 

[ 2017年6月12日 ]
スポンサード リンク
 

 

コメントをどうぞ

関連記事

  • この記事を見た人は以下も見ています
  •  
  • 同じカテゴリーの記事です。
  •   
スポンサード リンク
 


PICK UP


PICK UP - 倒産

↑トップへ