アイコン 企業間物価指数2.1%上昇 5ヶ月連続高

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日銀が毎月、全国の企業を対象に聞き取り調査を行い、企業の間で取り引きされるモノの値動きを示す5月の企業物価指数は、原油や鉄鉱石などの価格の上昇が関連製品に転嫁されたことなどから、前年同月を2.1%上回り、5ヶ月連続で上昇した。

5月の企業物価指数は、平成27年の平均を100とした指数で98.4となり、前年同月を2.1%上回り、5ヶ月連続で上昇した。
これは原油や鉄鉱石などの価格の上昇が、ガソリンや鉄鋼製品など関連製品に転嫁され、値上げにつながっていることによる。
また、データセンターやスマートフォンなどに使われる記憶用半導体、フラッシュメモリーの需要が好調で、電子製品などの価格が値上がりしていることも背景にある。

日銀は、企業物価指数は、原油や鉄鉱石などの市況に大きく左右される状況が続いており、それを除くと企業間の取り引きで値上がりの動きはそれほど強くはないとしている。

原油価格は、今や米週在庫量が一番の変動要因になっており46ドルまで下げている。

鉄鉱石価格は、中国が国営製鉄会社(地方政府管轄)を強力に監視しておらず、中央政府はいつまでものらりくらりザル表明ばかり行っている。不動産とインフラ投資の需要見込みで今年4月には月間過去最高の生産量だった。いずれ鉄槌が下ることだろう。

中国は、国連制裁を受けない民需の鉄鋼用として、北朝鮮からもこれまでの4.4倍の鉄鉱石を輸入している。輸入停止した石炭の代わりだろうが、北朝鮮が中国も核ミサイルの射程内と表明したことから、チビッたか、ビビッたのかもしれない。

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[ 2017年6月12日 ]

 

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