アイコン 5月の首都圏 分譲マンション販売戸数▲13.3%減の2603戸、都区部値上がり続く

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不動産経済研究所が15日発表したマンション市場動向調査によると、5月の首都圏の新規発売戸数は前年同月比13.3%減の2603戸だった。4ヶ月ぶりに前年実績を下回り、5月としては1992年(1617戸)以来25年ぶりの低水準だった。

大型物件の売り出しが少なかったことが響いた。マンション販売価格の高止まりで、需要が低迷していることも発売戸数の減少につながった。

◎発売2,603 戸、13.3%減と4 カ月ぶりに減少。契約率は72.2%に回復。
◎戸当り価格5,981 万円、m2単価86.1 万円、ともに2 カ月連続の上昇。

(1)販売戸数
5月の発売は2,603 戸、前年同月(3,002 戸)比13.3%減、前月(2,741 戸)比5.0%減。

東京都区部1,206 戸(全体比46.3%、前年同月比8.9%減)、
都下276 戸(同10.6%、29.4%減)、
神奈川県590 戸(同22.7%、19.1%減)、
埼玉県254 戸(同9.8%、12.7%減)、
千葉県277 戸(同10.6%、3.7%増)となっている。
東京都のシェアは56.9%。

(2)契約率
契約率72.2%、前年同月比1.3 ポイントアップ、前月比では5.9 ポイントアップ。
 ’17 年4 月66.3%、3 月66.2%、2 月68.4%、1 月61.6%、’16 年12 月76.6%、11 月62.5%、10 月61.6%、9 月72.0%、8 月66.6%、7 月63.3%、6 月69.6%、5 月70.9%。

地域別契約率は
都区部74.3%、
都下75.0%、
神奈川県73.1%、
埼玉県55.9%、
千葉県73.6%。

(3)販売価格と平方メートル単価
1戸当り価格は5,981 万円、1 m2当り単価は86.1 万円。
前年同月比で戸当り289 万円(5.1%)のアップ、m2単価は3.8 万円(4.6%)アップしている。

地域別平均価格、1 m2当り分譲単価は以下のとおり。
東京都区部7,378 万円、110.7万円(16.0%アップ、13.4%アップ)、
都下5,163 万円、72.0 万円(▲7.0%ダウン、▲6.0%ダウン)、
神奈川県5,137 万円、70.5 万円(▲8.7%ダウン、▲10.2%ダウン)、
埼玉県4,187 万円、59.7 万円(▲12.1%ダウン、▲9.3%ダウン)、
千葉県4,161 万円、58.0 万円(9.9%アップ、13.3%アップ)。

(4)超高層物件
5月の超高層物件(20 階以上)は11 物件164 戸(50.3%減)、契約率62.8%(前年同月11 物件330 戸、契約率73.9%)である。

(5)在庫
5月末の販売在庫数は6,422 戸、前月末比227 戸の減少 ( ’17 年4 月末6,649 戸、’16 年5 月末6,037 戸)。

(6)6月の新規販売戸数見込み
6月の発売戸数は3,500 戸の見込みである(’16 年6 月3,050 戸、’15 年6 月3,503 戸、’14 年6 月3,503 戸、’13 年6 月4,888 戸)。

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[ 2017年6月16日 ]

 

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