アイコン 韓国造船業界 受注しま繰りでもドッグ休眠状態続く

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昨年までの巨額赤字露呈からいずれの韓国の造船会社も金融機関の監視下に置かれていたが、今年に入り、タガが外されたのか、巨大タンカー、巨大コンテナ船、巨大LNG船などを取り巻くっている。船主業界も船舶価格がピークの半分以下に落ち、燃焼効率も向上、運送単価を大幅に落とすこと可能になり、非効率船舶を売却し、挙って新船発注に動き出している。その受注で際立っているのが韓国勢、取り捲っている。
この2年間で、3500万CGT超あった新造船の受注残も1900万CGTまで落ち、ドックが閑散状態に陥っている。

韓国造船業界は、受注残がなくなり、造船所で建造する船舶がない状態が本格化、ドックの閉鎖が相次ぎ、今年四半期には6000人以上が遊休状態となりそうだという。
上半期には黒字転換、新規受注の朗報が相次いでいるが、受注が生産現場に反映されるには設計、調達など1~2年間のタイムラグがある。

造船業界によると、現代重工業、サムスン重工業は下半期には最大で5ヶ所のドックの稼働を中断する見通しだという。造船所や港に立地するドックは船舶の建造や修理を手掛けている。

現代重工業は昨年6月以降、既にドック2ヶ所の操業を中断しており、今年下半期には群山造船所(7月1日稼働中断)を含め、ドック2~3ヶ所の稼働を中断するとみられる。
現代重工業が受注不足でドックの稼働を中断するのは1972年の創業以来初。今年末には全11ヶ所のうち5ヶ所で建造する船舶がなくなる可能性がある。このため、ドックの全従業員約1万6千人のうち約5千人が下半期から遊休状態になる可能性があるという。現代重工業はひとまず賃金削減に向け、労組と交渉を進めている。

サムスン重工業はドック8ヶ所のうち、今年下半期に1~2ヶ所を閉鎖する見通し。サムスン重工業では従業員約1万2千人のうち1千人以上が遊休状態となるという。
業界関係者は「受ける仕事がない下請業者の連鎖倒産に対する懸念が広がっている。今後1年程度がヤマになりそうだ」と話しているという。
以上、韓国紙参照

韓国造船業界は現在、中国勢顔負けに安値で世界中から新造船を取り捲っており、今後、鋼板等が値上がりすれば、取り捲ったツケが引渡しの2~3年後に表面化する。世界経済は底であり、インドや東南アジア、欧州が動き出せば、中国経済の成長停滞でも資源価格は上がる。
 

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[ 2017年6月19日 ]

 

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