アイコン フィリピン 新規鉄道円借款で建設へ 比ドウテルテ ミンダナオ・米部隊派遣要請

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フィリピンでは、日本支援による鉄道整備事業の本格的な開始を祝う式典が開かれ、同じくフィリピンに経済支援を表明している中国との間で、インフラ輸出をめぐる競争が激しさを増している。

しかし、現実問題として、自らの聖地であるミンダナオでは、ISに忠誠を誓う千人あまりの武装勢力が集結して、政府軍と戦闘状態にある。武装勢力は市民を盾にしており、強攻できない状況に陥っている。政府軍はすでに武装勢力を数百人殺害したとされるが、いろいろな勢力や外人部隊まで集結し、なかなか収拾できないでいる。プロペラの爆撃機で誤爆も生じ、政府軍に犠牲者も出ている。

ドウテルテは、中露に大きく傾いたが、結局、米軍にミンダナオ武装勢力の掃討支援要請、米軍特殊部隊が派遣されている。

フィリピンでは長年、国の予算不足などからインフラの整備が遅れ、首都マニラでは、慢性的な交通渋滞によって1日に50億円余りの損失が生じているという試算もあり、経済成長の足かせとなっている。

こうした中、渋滞緩和策の1つとして日本の支援で進められる鉄道整備事業の本格的な開始を祝う式典が26日、マニラの駅の予定地で開かれた。

フィリピン政府は、マニラと北部にある経済特区を結ぶ100キロの区間で鉄道を整備する計画で、このうち、約40キロについては日本政府が2400億円余りを上限に円借款を供与し、4年後の開業を目指して来年末には着工する予定。

一方、フィリピンとの間で南シナ海の領有権の問題を抱える中国も、フィリピンのインフラ整備などに巨額の経済支援を表明していて、今後、日中両国によるインフラ輸出をめぐる競争が激しさを増す。
以上、

フィリピンでは、中国がほったらかしにした鉄道建設事業もあった。ドウテルテはフィリピン最南端のミンダナオの出身、そうした経緯も知らず、中国側がぶら下げた餌にむしゃぶりついている。
ただ、ミンダナオに対する米特殊部隊派遣要請は、米国に借りを作ったことになる。
東南アジア各国の政権は、裏金天国、中国に餌をぶら下げられ、対応がコロコロ変わる。ふせい・腐敗摘発を標榜する中国習政権であるが、政府機関自らが、メキシコやスリランカなどで、巨額賄賂事件を引き起こしている。メキシコ新幹線が取り止めになった。スリランカでは前政権が承認したスリランカにおける中国軍の軍港開設を前政権が巨額賄賂を受け取っていたことが判明し停止させた。

インドネシアは、親中のネガワティ元大統領率いる闘争民主党のジョコウ大統領、裏でリニばばぁを中国に送り出し、中国に新幹線を受注させた。2019年春には完成予定だが、中国が金を出し渋り、最近、手が付けられたばかり。工業団地隣接線路や市街地、ジャカルタ市内では軍用地、バンドン近くは山間部もあり、とても間に合いそうにない。間に合ったら、奇跡の手抜き工事といえよう。
 

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[ 2017年6月26日 ]

 

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