秋代表は、こうした口先ではなく、即刻北朝鮮へ飛び、金正恩と会い、どうすれば、核・ミサイル開発を止め、核を廃棄するのか、聞き出す責任があろう。
口先だけでは何とでも言える。

金正恩の権力維持のための象徴たる核やミサイル開発より、米国のＴＨＡＡＤが戦争を煽っていると持論を展開するほど親中・北朝鮮派であろうが、それを国際会議の席上で言えるほど自由を満喫している。米国もそろそろ、駐留米軍の８割方を撤退させることを検討すべき時期かもしれない。

フィリピンのドウテルテは急激に中露に傾斜していたが、お膝元のタバオ市があるミンダナオ島では、人口２０万人のマラウィ市をＩＳの武装勢力に占拠され、市民が人質になっていることもあり、国軍は攻めあぐね、さらにＩＳが他派や外人部隊まで派遣して国軍と対峙、手が付けられない状態に陥っている。そうした中、比政府は米軍に特殊部隊の派遣を要請、現在米軍の特殊部隊が投入され、ミンダナオ島マラウィでＩＳとの拡大した戦闘が続いている。

ミンダナオ島には、中国が暗に支援する共産軍（モロ・イスラム解放戦線）も別途いる。本流はドウテルテと和解したが、和解に反発した共産軍の一部（モロ民族解放戦線）が、政府軍と対峙している。
そうした収拾できないマラウィの現実に、ドウテルテは、この間、米国批判を一切止めている。

朝鮮半島も、米軍撤退後、北朝鮮の攻撃を受け、米軍の傘の中で自由を満喫していたことが、韓国民に初めて理解・認識されることだろう。
それまで、文在寅や秋美愛一派は、基地外金正恩を北朝鮮の指導者として崇め認め、金正恩に操られ続けることになる。
韓国左派政権は過去、一派の親分であった盧武鉉が太陽政策の下、金正日と和解する中で、金正日が核開発を中止させるどころか、影で核開発を進展させていたとおりのことを再現させることになるだろう。

血も薄まったそれも若過ぎる金正恩が白頭血統の３代目、おじや兄さえも殺害、気に入らない人物たちを次々に機関銃や高射砲で殺戮している、独裁恐怖政治を維持し続けるには、それほど対外的緊張関係と内部の暴政を必要とする。
文在寅にしろ秋美愛にしろ、反米を通すのならば、即刻、北朝鮮へ出向くことだ。
どっちに転んでも韓国民が選んだ政権であり、８割超という圧倒的・熱狂的に文政権を支持する唐辛子の韓国民、米国も含め、外野席がとやかく言う問題は限られる。