アイコン 世界中のミツバチ減少 ネオニコチノイド系農薬原因か

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カナダのチームが30日、ミツバチの大量死との関連が指摘される「ネオニコチノイド系」と呼ばれる農薬を、農場周辺で検出されたのと同程度の低い濃度でミツバチに与えると、寿命が2割ほど短くなったり女王蜂の数が減ったりしたとの実験結果を、米科学誌サイエンスに発表した。

ネオニコチノイド系農薬は日本を含む世界各地の農地で広く使われている。現実に近い条件の実験で、農作物の受粉を助けるミツバチに深刻な影響が確認されたことで、使用規制を求める声が強まりそう。(日本では住友化学など石油化学・農薬業界が、儲かる商売であるため猛反対し、使用制限は永遠にかからないだろう)

日本では、ネオニコチノイド系の農薬のうち、イミダクロプリド、クロチアニジン、チアメトキサム、ジノテフラン、ニテンピラム、アセタミプリド及びチアクロプリドの7種が使用可能となっている。

主に北海道を中心とする北日本でミツバチ大量死が多発しており、水田でカメムシ対策に使われているネオニコチノイド系殺虫剤が原因との結論を畜産草地研究所が出している。
ミツバチによる受粉が結実に必要なリンゴや梅などの果樹栽培を行っている地域を中心に、一部のJAや自治体には開花期のネオニコチノイド系殺虫剤散布の自粛を農家に呼びかけているところもある。

ネオニコチノイド(クロロニコチニル系殺虫剤の総称。ニコチン様物質を意味し、イミダクロプリド、アセタミプリド、ジノテフランなどが該当する。
現在、農薬として世界100ヶ国以上で販売されている。
ネオニコチノイド系殺虫剤は、各国において一般家庭のガーデニング用から農業用、シロアリ駆除、ペットのシラミ・ノミ取り、ゴキブリ駆除、スプレー殺虫剤、新築住宅の化学建材など広範囲に使用されている。
これまで使用されてきた有機リン系殺虫剤に比べ、人体への安全性が高く、また植物体への浸透移行性があり残効が長い利点があり、殺虫剤の散布回数を減らせるため、現在では世界各国において最も主流の殺虫剤となっている。しかし、・・・・。

ニトログアニジン系
クロチアニジン(2002年、商品名ダントツ)
ジノテフラン(2002年、商品名スタークル)
チアメトキサム(1997年、商品名アクタラ)
ニトロメチレン系
ニテンピラム(1995年、ベストガード)
ピリジルメチルアミン系
アセタミプリド(1995年、モスピラン、マツグリーン、イールダーSG、アリベル)
イミドクロプリド(1991年、アドマイヤー、メリット)
チアクロプリド(2001年、カリプソ)

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[ 2017年6月30日 ]

 

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