アイコン SFTSマダニ 犬猫感染⇒人感染 主婦死亡 2012年から57人死亡 266人感染

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畑や草むら雑木林、どこにでもいるマダニ、そのマダニがSFTSウイルス(重症熱性血小板減少症候群ウイルス)を持っていた場合、人がそのマダニに噛まれた場合、感染する。猫や犬も同じで、特に犬猫は草むらに入り込むことから、毛などに取り付き、その後噛み、感染し、発症する。
飼い犬や飼い猫であっても感染した場合、人に感染させるおそれがある。

マダニを介してうつるウイルス性の重症熱性血小板減少症候群(SFTS)を発症したとみられるネコにかまれ、50歳代の女性が死亡していたことが分かり、こうした事例は日本では初めてと報道されている。

このウイルスは、人を含む哺乳類から、血液を中心とした体液により人に感染することが、確認されている。

厚労省は24日、日本獣医師会などに診察時の感染予防を促す通知を出した。

女性が、噛まれたのは昨年夏頃、弱った野良猫に手をかまれ、SFTSを発症し、約10日後に死亡した。このネコには異常行動があったといい、その後死んだことなどから、SFTSを発症していたとみられるという。

同省が今年に入り、体調が悪い飼い猫やイヌを検査すると、血液や便から初めてSFTSウイルスが検出されたという。

<重症熱性血小板減少症>
重症熱性血小板減少症候群ウイルス(SFTSV)を保有するマダニが、ヒトを刺咬することによって感染する。
はじめての症例が報告された中国では、フタトゲチマダニ、オウシマダニからウイルスが分離されており、人間だけでなくダニに咬まれることの多い犬や猫など哺乳動物の感染が確認されている。

国内では2012年秋に初めて愛媛県の成人男性の感染者が見つかったが、5日後死亡した(1ヶ月以内に渡航歴、県外出なし)。
その後、中四国を中心に北陸・近畿以西で感染者が見つかっている。

<発症における主な症状>
潜伏期間は6~14日。
38度以上の発熱
消化器症状(嘔気、嘔吐、腹痛、下痢、下血など)
神経症状(頭痛、筋肉痛、意識障害、失語など)
リンパ節腫脹、皮下出血
血小板減少(10万/mm3未満)
白血球減少(4000/mm3未満)
血清酵素(AST、ALT、LDHのいずれもの上昇)
集中治療を要する

<致死率>
日本の報告例では感染死亡57/感染266で21%
致死率は10~30%程度とされるが、軽症患者が診断されていない可能性があり中国の死亡率と同等とするならば、日本国内での患者数は年間100名程度と推定されている。
早期診断により、助かる確率は上がる。
これまでの感染例国は、中国・韓国・日本となっている。

<対策>
対策は、噛まれないように、草むらに入るときは肌を露出させないこと。
噛まれないように、草取りなどでも手袋、長袖・長ズボン、靴下、靴・長靴などで、マダニから身を守る。
詳細は国立感染症研究所(NIID)のHP^
https://www.niid.go.jp/niid/ja/sfts/3143-sfts.html

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[ 2017年7月25日 ]
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