７月２８日午後１１時過ぎに、北朝鮮は弾道ミサイル「火星１４号」を打上げた。ロフテッド軌道で打上げられ、飛行時間は４５分超(北発表47分間)、高度は３５００キロ超(北発表3700キロ)に達した。これを通常の軌道にした場合、1万キロを超えるとされ、完全にNYやホワイトハウスのあるワシントンなどが射程圏内に入ることになった。

しかし、金正恩にしてみても、もうこれ以上の弾道ミサイルを所有しても意味がなく、再度、米国脅しの核実験へ移行させる可能性がある。
(米国だけの脅しなら日本には関係ないが、多くの駐留米軍基地を抱え、その標的にされている。中国も北朝鮮からすでに核攻撃の射程にあると脅されている。金正恩の狂気の沙汰の性格は、何をしでかすかわからない恐怖感が付きまとう。一方で、四面楚歌状態の米トランプにも同じようなことがいえる)

＜米韓の定例の軍事演習＞
定例の3月1日～(今回は4月30日までの長期で実施) 」「フォール イーグル」や「キー・リゾルブ」作戦実施。
定例の8月下旬から、米韓合同演習「ウルチ(乙支)フリーダム　ガーディアン」（ＵＦＧ）作戦実施、ＵＦＧは朝鮮半島での戦時状況に備えた演習。
定例の11月から、米韓合同演習「インヴィンシブル・シールド」作戦。

＜臨時の米韓合同演習＞
今年は別に(最近の分)、
4月29日から演習とは別に、米空母「カール・ビンソン」は、韓国海軍と日本海で共同訓練実施。
5月18日、米韓両軍は、米軍基地と同道・抱川の射撃場で、「ウォーリアー・ストライク」と呼ばれる大量破壊兵器除去訓練を実施。
7月5日、米韓ミサイル部隊による弾道ミサイル発射訓練実施
7月29日午前、韓米合同ミサイル射撃訓練実施
7月30日、米軍は駐留しているグアムからB1B(死の鳥)２機を朝鮮半島上空に飛来させた。マツハ1.2の最高速度を持ちグアムから２時間程度で朝鮮半島に至る。(最近は頻繁に飛んできており、北朝鮮に対する効果はないとされる)

米韓は、８月２０日以後開始されるＵＦＧの合同演習は、大規模なものとなるとされており、北朝鮮は、何らかの行動を起こすものと見られ。