アイコン 国立がん研は反論するよりAIの検診導入推進を

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国立がん研究センターは7月13日、NHKが、青森県が実施したがん検診に関する調査結果について、「がん検診で4割の患者が見落とされていた可能性がある」と報道したことに対し、「調査は予備的なもので、結果から検診の見落としを評価することは困難」との声明を発表した。
NHKは6月29日、「青森県が県内10町村の検診受診者を調査した結果、胃がんで40%、大腸がんで42.9%、子宮頸(けい)がんで、28.6%のがんが見落とされた可能性がある」と報じていた。
以上、

今や、腹くう鏡手術、無痛分娩の脊髄麻酔問題など医療事故問題が社会問題化している中で、国立がんセンターは、NHKの調査に反論するより、また、検診担当医により、検診発見技術が劣ったり、トキによりバラ付きの出る医師がいることは疑いようのない事実、せめて、科学的に分析できるものがあれば、こうした検診機関に早期に導入させる国家への働きかけが必要ではないのだろうか。

<内視鏡検査にAI導入>
国立がん研究センターとNECは7月10日、大腸の内視鏡検査中に、がんや、その前段階のポリープを自動的に検知して医師に伝え、診断を助ける人工知能(AI)システムを開発したと発表した。見逃しを防ぎ、大腸がんによる死亡が減らせると期待される。
このAIは、内視鏡画像で異常があると判定すれば警告音を鳴らし、モニター上でその場所を囲んで示す。
早期の大腸がんやポリープの画像約5000例をディープラーニング(深層学習)という手法でAIに学習させた後、さらに約5000例の内視鏡画像を判定させたところ、異常な部位の98%を発見できた。動作が高速で、検査中に判定を内視鏡医に伝えられるのも特長だ。
 医師の目だけに頼った検査では、ポリープが小さくて見つけにくかったり、医師の技量にばらつきがあったりして、24%が見逃されているとの報告もある。今後は実際の検査で効果を確かめるほか、肉眼で発見しにくい平らながんやポリープの学習も進め、発見の精度を高めたいという。
 米国の研究では、がんにつながるポリープが見つかった場合、積極的に取り除くと死亡率を下げられることが分かっている。(
以上、

今回の報道は、大腸がんだが、内視鏡検査は、喉頭がん、胃がんなどの検診にも行われており、内視鏡検査にはすべてAIを導入し、見落す確率が機械(=AI)より劣る人から開放すべきだろう。そのためには、国家挙げて取り組む必要があるが、医療・科学技術予算を削ることしか脳がない政府にまったく期待はできず、NECのようなメーカーと医療機関が提携して、こうしたAI技術を早期に確立する必要がある。
国立がん研究センターにとって、メーカーのAI技術開発における役割はものすごく大きい。
 

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[ 2017年7月14日 ]

 

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