アイコン 長崎新幹線 FGT可否を8月中に決定 自民党整備新幹線PT松山会長

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国交省は14日、長崎新幹線(九州新幹線長崎ルート)に、採用予定のフリーゲージトレイン(軌間可変電車、FGT)に関し、2022年度の先行車導入は困難との見解を明らかにした。早ければ、25年度とされた量産車による全面開業も困難とした。

今年3月まで実施していた車両の性能を確認する試験で、台車の車軸に摩耗が見つかり、実用化の前提となる耐久走行試験の再開にさらなる対策が必要とされたため。

与党の整備新幹線建設推進プロジェクトチーム検討委員会の松山政司委員長(自民党参院議員、福岡)は14日、8月中にもFGTの導入の可否を含めた長崎ルートの整備方針を決めたいと述べた。
以上、報道。

今年になり、国交省は試験走行させ、夏に本試験走行すると発表し、今回は大丈夫と太鼓判を押していたが、蓋を開ければ、本試験走行前に問題発覚、今の事態に。

高速走行では世界中でまだ実証されていない技術、これまでの試験走行で磨耗・ヒビなど金属疲労問題があり、その開発には時間がかかる。

FGT開発には、これまでに400億円以上投下されており、お蔵入りはもったいない。金属開発に集中すべきだろう。
(但し、その結果、車両価格が高くなれば、世界では競争力を持たない)
(昨年も問題が発生し、今年も早々から試験走行させるなど、何を焦っているのだろうかと思うばかりだった)

JR九州は、すでにFGTの車両価格が高く、回収できないとして否定的な見解を示している。

いくら、大公共投資といっても、激甚災害がここまで増加すれば、国家予算はその対策工事や復興工事に多額が必要となってくる。全国津々浦々整備新幹線構想は、一時棚上げにすべきだろう。開発より人の命が大事だ。借金も財産内閣では後の政権が糞詰まりになり、日本を疲弊させる小泉時代のような聖域なき削減、超緊縮財政が必要になってくる。

長崎新幹線がFGTになった経緯は、メリットが少ない佐賀県の開発負担が大きく、佐賀県が負担の少ないFGTならばと妥協したもの。
長崎県は最初から全線(鳥栖から長崎間)を既存新幹線のフル規格採用を要望していた。
佐賀県域は、佐賀平野を通るが地盤が粘土質の軟弱地盤で、線路開発工事に膨大費用がかかり、その負担額に耐えられないとして、規模の小さい佐賀県は武雄まで在来線使用として、長崎新幹線開発がスタートした。
JR九州も今になって、FGT車両は高すぎるとして難色を示すなど、何かおかし過ぎる。全線フル規格を意図した表明なのだろう。
 

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[ 2017年7月14日 ]

 

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