アイコン 中国と北朝鮮の貿易額上半期10%増

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中国が北朝鮮に対して貿易制裁するならば、核ミサイルの射程圏内にあることを分かっておけと北朝鮮から脅された中国、世界に向け、かっこよく2月には、今年の石炭輸入を2月までで停止すると発表したものの、その後、4月の鉄鉱石輸入額が前年比で4.4倍になっているなど、米トランプをせせら笑うように相互の貿易額を拡大させていることが判明した。
米トランプの頭から湯気が出ているのも分かるが、一方で、G20でも習主席は良くやっていると高評価し、そのまた一方で、中国企業を追加制裁すると発表している。

中国の税関総署は15日までに、今年上半期(1~6月期)における北朝鮮との貿易規模は前年同期比で約10%増の26億米ドル相当()を記録したとの統計を公表した。

これによると、北朝鮮産の石炭輸入は▲75%減。中国は今年2月、核・ミサイル開発を続行する北朝鮮に対する制裁措置として石炭輸入の全面停止を打ち出していた。石炭輸出は北朝鮮の最大の外貨獲得源とされる。
税関総署によると、北朝鮮からの輸入総額は▲13%減。今年3月までの第1四半期では18%増となっていた。

貿易総額が上半期に10%増となった背景には、北朝鮮向け輸出が約30%急増したことがある。中国は北朝鮮との現在の交易は、国際的な制裁措置に違反していないと主張している。激増は繊維製品の輸出拡大が要因とした。
制裁では、北朝鮮住民の日常生活などに関係する貿易は禁じられていない。

今回の上半期のデータは、米国の対北朝鮮政策と北朝鮮との間のバランス調整に腐心する中国の現在の立場を反映する格好ともなった。
中国は、隣国・北朝鮮の現体制の崩壊は地域の不安定要因になると懸念している。中国は北朝鮮を経済的に支える唯一の国とされる。
トランプ米政権は、北朝鮮の核開発などを止めるため中国に北朝鮮に対する経済的圧力を強化するよう再三要求している。
以上、CNN記事参照

鉄鉱石のことが書かれていない。中国は国連制裁を遵守、石炭はミサイル開発に対して色をつけたものと見られる。
国連制裁では、民用の鉄鉱石輸入については、制限が設けられていないという。石炭にも人道的な輸入量が制限されている。昨年はその制限量より多くの石炭を中国は北朝鮮から輸入していた。
米国は、国連制裁内ではなく、全面的な交易中止を求めているようだ。ただ、米国による大規模経済制裁下のロシアは、北朝鮮と隣接しており、定期航路や鉄道の往来もあり、何が運ばれているのか、スパイしか分からない。先般の中国の金融機関などに対する制裁では、ロシア企業も制裁対象になっていた。

米トランプは国際社会にあり、すでに世界の嫌われ者になっており、まともに相手にする国々は大幅に少なくなっているようだ。
不動産屋のトランプの毒舌に盟友の英国さえ訪問できない状況にあり、今年訪問予定を来年に延期したと伝えられている。
これでは、懸案の北朝鮮の核・ミサイル開発問題もG20の共同声明に取り上げられなかったように、主要国間で誰も相手にしなくなり、米国の立場は非常に弱くなっている。
当然、そうしたスキを中国習や元KGBのプーチンが見逃すわけがない。

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[ 2017年7月18日 ]

 

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