アイコン 中国 日本製エアコン いまだ絶賛

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7月16日、中国の今日頭条が、中国のセントラルエアコンに日本メーカーが多く使用されている理由について分析する記事を掲載した。

記事は、中国のエアコン市場では、一般の家庭用なら中国ブランドの格力(GREE)が、販売台数で1位だが、家庭用セントラルエアコンになると、日本メーカーが大部分を占めていると指摘している。
家庭用のセントラルエアコンを設置するのは、ほとんどが富裕層の家だが、日本製の人気が高い理由について分析した。

1、「メーカーによる洗脳」。中国にはもともとセントラルエアコンというものがなく、完全な「舶来品」であったため、最初から外国メーカー、特に日本メーカーがほとんどを占めていたという。そのため、「日本メーカーがいい」と刷り込まれてしまったとしている。

2、「品質が高いこと」。20年間日本のセントラルエアコンを使用している例を挙げ、故障は1度もなく、ただガスの補充を1回しただけで、この品質は確かにすごいとした。

3、「日本崇拝」だ。中国人の中には潜在的に劣等感を持っている人がいて、外国製品は良いものとの意識があるためだという。

4、「利潤が高いこと」。中国メーカーのエアコンは価格競争となっており利潤が低いが、日本メーカーは価格設定が高く利潤も高い。
富裕層は価格を気にしないので、日本メーカーのエアコンを薦められると購入するのだとした。

これに対し、中国のネットユーザーから
「三菱とダイキンのエアコンは本当に中国メーカーの何倍もいい」
「日本のコンプレッサーがなかったら中国のエアコンなんてただの殻」
「サウジアラビアでは、気温50度の中で中国メーカーのエアコンは効かなくなる。でも日本のエアコンは使える」
など、日本メーカーの質が高いことを称賛するコメントが多く寄せられた。
以上、レコード・チャイナ参照

故障しなければ、長期間使用でき、結局、安物買いの銭失いにならずに済む。長期視点では大きなコストパフォーマンスがあるということを立証している。

15年前、上海を訪問した時、結構使われたダイキンのエアコンを見かけた。同社に訊ねたところ、同社は以前から中国に進出しているとのことだった。その上で、中国の労働者の質と品質・メンテをどうやってキープしているのか訊ねたところ、日本の完成品(長年使用され、故障知らずが実証された機種)を中国で製造し、ほとんど故障しないそうだ。なるほどと感心した。そのため、中国でのエアコン普及に成功させたという。それほど、20年以上前の中国の労働者のレベルは低かった。

しかし、いまや中国の労働者の質も高くなり、世界の工場基地として機能し続けている。
一方、ダイキンはM&Aにて、世界を攻略しているが、その前に、地球温暖化により、セントラルヒーティングの欧州でエアコンは一般家庭にはなく、分散型の同社のエアコンが爆発的に売れた。冷房が要らなかった欧州域でも今ではエアコンが必需品になっている。
特に欧州は新築より、歴史ある中古住宅に住む人が多く、温暖化では同社のエアコンが売れるのも当然なことだろう。

同社の成長と地球温暖化は切っても切れぬ関係、また、新興国の経済的な発展も、同社の営業展開に優位に働いている。
海外製品神話・日本製品神話など現実にはない。あるのは品質の良い、長く使用できる日本製品がある。
自動車でも海外で日本メーカー製自動車の中古車価格が高く、それを実証しているといえよう。
ISがトヨタ車をよく使用しているが、これに米国が噛み付いた。ISにトヨタが販売しているのだろうと。しかし、当然ながらISに販売することもなく、米国メーカー同様、各国で販売しているに過ぎない。砂漠の地にあっても故障知らずなため、戦闘域で略奪したトヨタ車が利用され続けているに過ぎない。
また、タカタのようなことがあれば、日本品質も徐々に損なわれていく。信用を築くのには長期間を要するが、失うのは早い。

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[ 2017年7月18日 ]

 

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