京阪枚方市駅から盗まれた故白髪画伯の「作品B」藤井賢子容疑者宅で発見
大阪府警捜査3課は20日までに、京阪枚方市駅に飾られていた、画家の故白髪一雄氏作の油絵「作品B」(約5千万円相当)を盗んだとして、窃盗の疑いで住所不定の古物商山本数馬容疑者(62)ら男3人を、盗品等有償譲り受けの疑いで会社役員藤井賢子容疑者(63)=大阪市西区=を逮捕した。
実行犯の男は、京阪電鉄に乗って枚方市駅構内に侵入し、ヘルメットをかぶり工事作業員を装って駅構内に掲示されていた絵画を盗み、タクシーで逃走。
窃盗の疑いで逮捕されたのは、住所不定、古物商の山本数馬容疑者(62)と大阪市中央区に住む岡ザキ圭太郎容疑者(81)の2人。
2人は、実行犯の男(56)に指示し、一昨年10月、京阪電鉄枚方市駅構内の壁に掲示されていた絵画「作品B」を盗んだ疑いがもたれている。
実行犯の男は、今年3月に逮捕され、すでに実刑判決を受けていて、警察の調べに「頼まれて盗んだ」と話したことから、指示役であった山本容疑者ら2人が浮上し、7月19日、窃盗の疑いで逮捕したもの。
また、「作品B」を盗品と知って4500万円で購入した疑いにより、大阪市西区に住む会社役員の藤井賢子容疑者(63)も19日に逮捕し、自宅から絵画が見つかったという。
兵庫県尼崎市の市総合文化センター白髪一雄記念室によると、白髪氏は天井からつるした綱につかまり、キャンバスの上を滑りながら足で絵を描く「フット・ペインティング」の手法で有名な前衛画家。尼崎市出身で2008年に亡くなった。
以上、
お金持ちの藤井賢子容疑者は、4500万円で購入した「作品B」は没収され、4500万円を損することになる。当然、盗難品を購入したとして、刑法第256条により罰せられ、10年以下の懲役および50万円以下の罰金に処せられることになる。
今回の盗難事件は、センセーショナルな事件であったため、かなりきつめの判決になると見られる。ただ、初犯で執行猶予を必ず付けてしまうのが日本の裁判所の愚かなところ。執行猶予判決ならば、弁護士は大金持ちの犯罪者から大枚を裏金でもらうしきたりにもなっている。
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