日本にとって国益とは?/山路敬介氏寄稿 奥茂治氏 その人間と行動 その3
山路氏寄稿の最後の稿です。
いま民進党と組んで安倍おろしにやっきになっている朝日新聞から始まった慰安婦問題、国益とは何かを考えさせられます。
きょうも、(農と島のありんくりん)を読んでみてください。
山路氏寄稿の3回目です。ありがとうございました。
なお参考資料として私から3点ほど上げておきます。http://www.zakzak.co.jp/soc/news/170706/soc1707060005-n1.html
http://www.sankei.com/world/news/170626/wor1706260007-n1.html
https://news.goo.ne.jp/article/fuji/politics/fuji-soc1707060005.html
私の意見は明日にさせて頂きます。
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奥茂治氏 http://www.sankei.com/premium/news/170605/prm17060...
■奥茂治氏 その人間と行動 その3
~「先人を含む日本の名誉」の国益性
山路 敬介
■ 宮古島の慰安婦碑問題と奥茂治氏
平成24年の事でしたが、沖縄県史(沖縄県発行)に刻まれた与那国島慰安婦虐殺のウソ、そのポイントとなる池村証言がどう取り扱われたのか? 宮古島に居住する当時の執筆者・編集者らに長時間インタビューを敢行し、事の真相を明らかにしたのはチャンネル桜の番組でした。
https://www.youtube.com/watch?v=8M7Z2oXRvmI
同番組はさらに、宮古島市内の全くの私有地に任意の団体が建てた慰安婦碑を米国内で慰安婦像を建立せんとする支援団体が、あたかも宮古島市が主体となって建てられたかのような詐話を用い、その顛末を副市長へのインタビューの中で明らかにしている優れた番組も制作しました。
https://www.youtube.com/watch?v=rEyLbbMCzmo
碑の案内板には「史跡」とありましたが、こんなものは公とは何の関係もない、「史跡」でも何でもなく一部好事家の趣向にすぎない事も明らかになりました。
※奥氏にしてはめずらしく、大高未貴氏とインタビューに同道してその姿が写っています。
こうした濃密な取材が実現した背景には、奥氏の強力な宮古島人脈があった事は言うまでもありません。
■ 韓国当局に逮捕されに行った奥茂治氏の「2つの理由」
理由のひとつ目は、しごく個人的な奥氏の人間性に基づくものです。
吉田清治氏の長男の意向を汲んで深く同情もし、碑の書き換えの実行をしたわけですが、それだけでは奥氏の中で奥氏の考える「行動」には決着が着きません。
たとえそれがどのようなものであれ、行動によって起こり得る結果を正しく受け入れてこそ奥氏の行動は完結するのです。
奥氏の渡韓を一言で言えば、奥氏の「知行合一」と言う事です。
二つ目の理由は、奥氏が韓国国民を信頼している事に由来します。
事実を知れば人は必ず正しい判断をするという信念がまずあり、それを少しでも知らしめる事に大きな意義を持っています。
私の拙い経験で恐縮ですが、一般的に韓国人は「日本人は、はっきりしない曖昧な態度を取る変な人たち」と考え、苛立つ事が多いようです。
彼らと邂逅しようとする場合、徹底的に批判を加え、口角泡を飛ばしつつ激しくやり合う経過が必要です。
彼らはころっと態度を変えることの出来る長所も持っているので、通常は後に引きずるようなことはありません。
このような韓国人の国民性は筑波大の古田博司氏も類似に指摘するところで、間違ってはいないと思います。
■ 結局、問題は「先人を含む日本の名誉」を国益と捉えられる事ができるかどうか?に尽きる
私は、慰安婦問題も南京問題もブザマにこうなった原因について、結局は日本の為政者が「日本の名誉」を国益として捉えてこなかった事が原因であろうと結論づけました。
そのような申し様をしますと、なにやら右翼的・精神主義的な不合理な感じもしますので何とか避けたいとずっと考えていましたが、とうとう揺るぎない信念に至りました。
この事については、またブログ主さまに機会が与えられれば詳細に立証して行きたいと思います。
こうした奥氏の行動(それは全体としてみれば、とても小さいものですが)を他所に、韓国内では強烈な反日映画「軍艦島」が封切られる由です。
これなど外務省がユネスコで世界産業遺産登録とバーターで取引した、「forced to work」(強制的に働かせた)と認めた結果である事は明らかです。
そのうえ、その事を記憶し続けるするために「情報センター」なるものの設置まで約束している。
目の前のエサにつられ、先人の名誉や国家の誇りまで傷付けて恬として恥じない姿勢、これを私は「国家観がない」と呼称します。
「以後、後世の日本人に謝り続けることはさせない」というのは、日韓合意のさいの安倍総理の感動的な言葉でしたが、同じ政府内においてかような事も行われているのです。
(了)
文責:山路 敬介
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