アイコン VW ディーゼル車400万台修理提案 大都市でD車走行禁止の動きに対抗

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独フォルクスワーゲン(VW)のマティアス・ミュラー最高経営責任者(CEO)は27日、主要都市におけるディーゼル禁止措置を回避する方策を政府当局者と話し合う場で、ディーゼル車400万台の修理を提案する考えを明らかにした。
ドイツの自動車メーカーはディーゼルエンジンの改良圧力を規制当局や政治家から受けている。
業界幹部と政権閣僚は8月2日にベルリンで会合を開き、ディーゼルによる汚染問題の解決方法を話し合う予定となっている。
以上、ロイター

ディーゼル車のほとんどが、エンジンルーム温度が35度や48度で、排ガス循環装置が働かなくなることを、欧州基準当局が(エンジンが高熱で破損しないように)認めており、実際エンジンルーム温度はかなり高くなることから、不正プログラム車でなくても、有害排ガスを撒き散らしながら走行していることになる。
パリの大気の悪さは、ディーゼル車(欧州では過半がディーゼル車)がもたらしていると見られている。

ディーゼル車は、排ガス再循環装置を道路では機能しないようにした不正プログラムが講じられていたとして、VWは1100万台以上をリコールするとともに米国では2兆円という制裁金と裁判の司法取引をおこなっている。

しかし、7月、独5社が数十年前から、部品価格などについて談合(カルテル)していたことが発覚、5社は慣行だったと言い逃れしているが、問題の矢面に立たされている。

それに尾ひれがつき、5社のディーゼル車の排ガス触媒用の尿素水が噴出されなくするプログラムが設定されていたと報道されている。

排ガス再循環装置(EGR)は、排ガスをエンジンで最燃焼させるもので、エンジンに付加がかかり、燃費が悪くなるという。

一方、尿素水触媒は、マフラーの前に取り付け、窒素酸化物を付着させ、エンジン熱で燃焼させ、焼去させるもの(重量軽減と安価にするため尿素水タンクを小さくしたという)。
この問題が新たに浮上している。

世界一厳しい車両の環境基準のユーロ5、最新のユーロ6は、ともにディーゼル車に限っていえば、ザル基準だったことが明らかになっている。
立ち直れそうもないディーゼル車の現実だ。
マツダは大迷惑だろう。マツダは低音燃焼で有害排ガスの量を減少させ、ほかの除去装置も使用することで、大幅に排ガスを減らしている。窒素酸化物は軽油を高温燃焼させることで増加する。
 

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[ 2017年7月28日 ]

 

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