岩手県警は２７日、「岩手中部水道企業団」（花巻市、北上、花巻両市と岩手県紫波町の水道水供給事業を担う））が発注した公共事業で、入札情報を受注業者に漏らしたとして、官製談合防止法違反の疑いで、企業団給配水課副主幹山崎裕司容疑者（59、花巻市大迫町）、設備会社「水機商事」（宮城県塩竈市長沢町６－１３）の盛岡営業所長谷地健男（61、岩手県雫石町）、同営業所技術部長西郷徹（47、岩手県矢巾町）の３人を逮捕した。

　逮捕容疑は、企業団が６月２７日に執行した花巻市内の浄水場２ヶ所の保守点検業務の指名競争入札で、山崎容疑者が応札日の数日前、谷地、西郷両容疑者に予定価格を積算する基となる設計価格を漏らした疑いがもたれている。

企業団によると、入札には３社が参加。

予定価格は９３万円で、水機商事盛岡営業所が９０万円で落札した。

当該の３人は、容疑を認めているという。

今後、便宜を図った見返りに、現金の授受などがあったかどうかを調べている。

以上、報道参照