アイコン ボーイスカウト全米大会 トランプが禁止の政治演説 80年の慣例破り

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もう見境がなくなってきたようなトランプ、いつも恥をかかせた上で更迭、次から次に出て来る問題が自らの錆から出ていることに気付かないほどアメリカ人らしい傲慢チキなトランプ。それでも共和党支持者からは80%の以上の支持率を得ている現実が横たわる。

東部ウェストバージニア州で24日に開かれた「ボーイスカウト全米大会」で、トランプ米大統領が行った演説に、参加者の親たちから批判が上がっている。
政治色の強い話はしないとの過去80年の慣例を破り、大統領選の勝因分析や対立候補のクリントン元国務長官批判など、「トランプ節」全開の内容だったという。ネット上には「息子を退会させる」といった怒りの声が渦巻いている。

会場となったキャンプ場で、トランプは、12~18歳の少年が大半の聴衆約4万人を前に35分にわたって演説。
「私の対立候補は(中西部)ミシガン州で勝てると思って力を入れなかった」「オバマケア(医療保険制度改革)廃止法案が通らなかったら厚生長官はクビだ」などと語った。

野外活動を通じた少年少女の健全育成を目的とするボーイスカウトの大会に出席したり、メッセージを寄せたりした歴代大統領は、政治・党派色の強い話題は避け、友情や社会奉仕の精神を説いてきた。

だが、トランプは、普段の支持者向け集会と変わらぬ調子で、「ビジネスの成功に必要なのは勢いだ」と主張したりもした。

米国ボーイスカウト連盟のフェイスブックページには、
「ボーイスカウトの精神と対極の内容」
「子どもに聞かせたくなかった」
といった親たちの書き込みが相次いだ。
高まる批判に連盟の代表は27日、声明で「演説に気分を害された人に心から謝罪する。ボーイスカウトの活動の場に政治が持ち込まれたことを深く悔いている」と陳謝した。
以上。報道参照

共和党が米国会の上下院とも過半を制しており、その支持層の8割以上の支持を得ているトランプ、その支持率を背景に、トランプ節は止まらない。

アメリカは、トランプオーナーの持ち物になり下がり、トランプオーナーは(株)ホワイトハウスの気に入らない取締役を見境なしに首にし続けている。それがFBIのような独立機関であっても同様に首にしている。

今回、オバマケア廃止法案が通らなければ首と宣言された(自らが選んだ)共和党下院議員のトム・プライス厚生長官(大臣)が次の犠牲者のようだが、その前に自らが選んだジェフ・セッションズ司法長官が、トランプによりボロクソにツイッターで批判され続け、時間の問題とされている(大統領選、上院で唯一トランプ支持を表明した人物)。

<7月21日の報道官辞任劇>
自らが選んだ共和党全国委員会広報部長兼首席戦略官広報委員長であった下院議員のショーン・スパイサー報道官(広報部長代行兼務)をケナシ続け7月21日辞任に追い込んだ。
表面的には、トランプは広報部長に投資会社創業者のスカラムッチ(大統領選でトランプ陣営の財務担当)を任命、これに抗議しての辞任とされている。スカラムッチ氏は投資会社を中国企業に売却しての就任となる(議会承認はこうした売却審査もあり8月以降になる)。

そのスカラムッチ米広報部長は就任早々の7月27日、「トランプと数人の食事会」の情報を漏えいさせたとして、プリーバス大統領首席補佐官(情報を漏洩したかどうかは不明、食事会に参加していなかった)を「妄想型統合失調症・妄想性障害」と散々罵倒した。返す刀でパノン首席戦略官兼上級顧問もこき下ろした。

ロシアゲート事件で急浮上しているトランプ娘婿のクシュナー上級顧問(ユダヤ人)は、スティーブ・バノン氏(元米極右の「ブライトバート・ニュース」サイト運営者、大統領選選対本部長)をトランプ大統領の周囲から追い出そうとし、今年4月にはバノン氏を国家安全保障会議のメンバーから外させた(クシュナーは、シリア空軍基地59発のトマホーク攻撃を誘導した)。

ホワイトハウスがグチャグチャ、それぞれヒステリックに自壊寸前状態。

[ 2017年7月31日 ]
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