ソフトバンク傘下の米スプリント チャーターに対し合併提案
米携帯電話大手スプリントは、米2大ケーブルテレビ(CATV)の一社のチャーター・コミュニケーションズとの合併を提案しているとWSJが29日報道している。
両社が合併すれば、巨大メディア・通信企業となり、すでに劇的な変化の最中にある業界に大きな影響を与えることになる。
5月8日、米2大ケーブルテレビ(CATV)運営会社、コムキャスト(USおよびUSJなどの親会社)とチャーター・コミュニケーションズはワイヤレス事業での提携で合意した。
両社は今回、ベライゾン以外の無線プロバイダーとの契約やワイヤレス会社の買収を向こう1年以内に行う場合は必ず両社そろって行うことでも合意した。
5月下旬以来、チャーターとやはりCATV大手のコムキャストは、スプリントとの合意に向けて独占交渉を行ってきた。
合意を目指している事項にはCATV両社が、スプリントの無線ネットワークを使い、自社ブランド名で携帯電話サービスを再販する権利を得ることも含まれていた。
以上、
米5位のスプリントは、4位のT-Mobile US(独テレコム系)との統合を検討したが、当局より独禁法で認可されず、ベライゾンとAT&Tの牙城も崩せず、スプリントの親会社ソフトバンクも糞詰まり状態となっていた。
孫さんもシリコンバレーに豪邸を建て、スプリント等アメリカ事業の本腰と10兆円のビジョン・ファンド事業を活発化させているようだ。
二進も三進もいかないスプリントをT-モバイルと再度統合を検討するか、いずれ実質売却したいのが孫さんの野望であろうか。孫さんの身体は一つしかない。
アメリカの携帯電話会社
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2016.9.30現在
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加入者数
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事業者
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/百万人
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Verizon Wireless
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143.8
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AT&Tモビリティ
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133.3
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T-Mobile US
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69.3
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Sprint
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59.1
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