アイコン 米国でシャープ名のTVを売れないシャープ ハイセンスに売却済み

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鴻海は約1兆円を投資し、米国に液晶工場を作るという。また、TVを米国製造販売するという。
しかし、現シャープは、米国でシャープブランドやアクオスブランドでの販売はできない。
  原因は、鴻海がシャープを買うのか買わないのかわからず、また、鴻海側も不採算事業を整理しなければ買わないと圧力をかけていたことに起因している。

シャープは米国のTV生産基地と「シャープ・アクオス」の両ブランドを付け、中国のハイセンスに売却した。
しかし、今になって、鴻海+シャープは、「シャープ・アクオス」のブランド名を買い戻したいとハイセンスに打診し、拒否されている。

毎日新聞は次のとおり報じている。
中国電機大手、海信集団(ハイセンス)の海外販売担当が27日、シャープが買い戻しを迫っている米国でのブランド使用権について「(使用権売却を)提案したのはシャープ側だ。契約精神に欠けている」と反論。「今後もシャープブランドを推進していく」と述べ、要求には応じられないと強調した。
シャープは2015年に北米でのテレビ生産から撤退し、ハイセンスに対しシャープブランドを付けた米国向けなどのテレビを生産、販売することを20年末までの期限付きで許可した。

しかし、台湾の鴻海(ホンハイ)精密工業傘下で業績が上向いたことから米国市場への再参入を目指しており、ハイセンスを相手取りブランドの使用差し止めなどを求める訴訟を起こしている。

ハイセンスのアレックス・チュー氏は「シャープブランドの北米販売は拡大しており、素晴らしい効果を上げている」と強調。訴訟については直接の言及を避けたが、「我々は正統的、合法的な利益を守っていく」と不快感を示した。
以上、
鴻海はあくまでEMSメーカー、メーカーや販売会社の考え方が欠落している。過去、世界中に広告宣伝して販売し、米国でも売りまくったシャープであり、ブランド価値が非常に高い。しかし、鴻海は、シャープブランドより、不採算事業を切り捨てさせ、買収価格を下げ、買収後に軌道に乗せやすくしたもの。
(シャープ経営陣も当時、先が見えず、アクオスいざ知らず、シャープブランドまで売却するとはバカタレとしか言いようがない)

日本のフナイも米国で、TV販売が急成長、拍車をかけたのはフィリップスブランドでの販売だった。(その後契約違反でフィリップスブランドでの販売ができなくなった。)


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[ 2017年7月28日 ]
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