アイコン 理研、多様機能抗体「Variabody」の作製に成功 協和発酵キリン

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 理化学研究所(理研)横山構造生物学研究室の横山茂之上席研究員とライフサイエンス技術基盤研究センター非天然型アミノ酸技術研究チームの坂本健作チームリーダーらの共同研究グループは、人工アミノ酸を用いて抗体医薬の化学修飾に有用な部位を特定し、多様な機能性を持つ抗体「Variabody」の作製に成功したと発表した。

 抗体医薬は、疾患の原因となる標的分子に特異的に結合して薬効を発揮するため、副作用が少なく毒性が低いというメリットがある。
近年、抗体に薬剤を結合した武装抗体や、一つの抗体で二つの標的分子に結合する二重特異性抗体など、化学修飾技術を応用して抗体を高機能化する医薬開発が進められている。

横山上席研究員と坂本チームリーダーらはこれまでに、天然アミノ酸にはない機能を持つ人工アミノ酸をタンパク質に導入する技術開発を進め、2010年に遺伝暗号を人為的に書き換えた大腸菌RFゼロ株の開発に成功している。

これにより、RFゼロ株を用いてタンパク質の複数の部位に人工アミノ酸をデザイン通りに導入する技術を確立した。
しかし、この技術の抗体への応用については検証していなかった。

今回、共同研究グループは、大腸菌RFゼロ株で生産したTra-Fab抗体に人工アミノ酸の「o-Az-Z-Lys[7]」を導入することで、化学修飾に適した部位を多数特定した。

また、これらの部位を利用して、Tra-Fab抗体に抗がん剤を結合させた武装抗体や、二つのTra-Fab抗体をさまざまな組み合わせで連結した二量体Tra-Fab抗体を作製できることを示しました。
さらに、その連結部位をうまく選ぶことにより、抗体をアンタゴニスト(拮抗作用)からアゴニスト(作動作用)に変えられることを確認した。
これは、2分子の抗体が連結の仕方によって新しい機能を獲得できることを示している。

共同研究グループは、この連結技術および作製された抗体を「Variabody」と名付けた。

今後、Variabodyは、抗体の医療・産業応用をより広げる新しい形式として、抗体医薬の開発に貢献するものと期待できる。
なお、理研および協和発酵キリンは、Variabodyに関する特許を共同出願している。
以上、
スーパー医薬品メーカーが超欲しがる開発だろう。中国は発表論文や公表した研究成果に基づき、国営企業がその技術を盗んで製造し、自らが開発したと発表するほどタチが悪すぎる。核心技術は公表しなくて良いようにしなければ、中国は、経済支配地(アフリカなど漬物にしている国)で、かってに利用しまくる、売りまくる危険性がある。
特許訴訟を行えば、別の案件で制裁するというデタラメ国家でもある。

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[ 2017年7月24日 ]

 

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