米トランプは１１日、「北朝鮮が無分別に行動した場合の軍事的解決の準備は万全で、臨戦態勢にある」とツイートした。
U.S. Pacific Command　#USAF B-1B Lancer #bombers on Guam stand ready to fulfill USFK’s （韓国駐留米軍）#FightTonight mission if called upon to do so
on Guam stand ready to fulfill USFK’s

また、「金正恩（朝鮮労働党委員長）が別の道を見いだすことを望む」とも書いた。
Military solutions are now fully in place,locked and loaded,should North Korea act unwisely. Hopefully Kim Jong Un will find another path!

金正恩は自らの行為の結末を想定できない人物、血も薄くなった白頭血統３代目だが、今年も旱魃、経済制裁が効き、救済する金はない。叔父さえ機関銃で虐殺、叔父の息子たちも処刑、義兄は暗殺、凶暴の限りを尽くし、恐怖心を抱かせ絶対権力を握り、幹部エリート集団だけを厚遇し、その忠誠心を結束させ、絶対権力を維持している。
しかし、まだ、３３歳の若さ、核・ミサイル開発が唯一の自らの象徴の功績と見ている。
外国高官とも会わず、外遊も一回もせず、今年５月のロシア訪問予定も米中が結託して画策する可能性があるクーデターを恐れ中止していた。

北朝鮮は、すでにＩＣＢＭは開発してしまった。核も６０発（米国防省）は保有しているという。次に何を、自らをシンボライズさせるというのだろうか。
それが、米トランプによる口撃弾への応酬として、グアム近隣海域への火星１２号弾道ミサイルの撃ち込み計画となったようだ。

米トランプも大統領になったら、絶対権力を持てると錯覚していたようだ。議会の反対でメイン公約の法案は通らず、ロシアゲート事件では、大統領選挙期間中に長男と娘婿や当時の選対本部長らがロシア政府系弁護士と何回も会っていたなど、きな臭い問題を抱え、豪州首相には暴言、ＮＡＴＯでも暴言、盟友の英国初訪問さえ失策（ロンドン市長はムスリム）から、英国民の間で反対運動が起こり、来年に延期されたように四面楚歌状態。金正恩と日の出る國の人を除き、どこの国の首脳もまともに相手にせず、アメリカを大きく地盤沈下させている。

口は災いの元だが、減らず口は止むことはなく、自己都合・自己満足のフェイクニュースばかりツイートしている。
政治揉まれたことのない不動産屋の成り上がりのトランプもこうした状況により、先が見えなくなっている。唯一自由が効く天下の宝刀、大統領＝最高軍司令官として、鞘から刃を抜こうとしているようだ。

韓国大統領はレイムダック状態での一発逆転を反日策動に求め、成功させており、米国は同じような状況では、中東などへの戦争にそれを求めてきた。今回もこうした流れでも戦争を容認する米国の体質が横たわっている。

ティラーソン米国務長官は、最悪の事態を回避すべく、ジョセフ・ユン国務省北朝鮮担当特別代表（韓国系米国人）を北朝鮮の高官と接触させている。ティラーソン米国務長官はトランプのホワイトハウス経営にうんざりして、辞任も噂されているが、現在の北朝鮮との状況に辞任の時期ではないと判断しているようだ。まともな人はこの人だけだろう。

＜北朝鮮－グアム間は約３０００キロ＞＆＜火星１２号＞