アイコン 中国の7月の経済指標 減速 PMI・鉱工業生産指数・不動産投資

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中国国家統計局が発表した7月の中国の製造業のPMIは、6月の51.7ポイントから51.4ポイント減速だが、今年になり一進一退状態が続いている。1月51.3、2月51.6、3月51.8、4月51.2、5月51.2、6月51.7、7月51.4。

7月の中国の非製造業のPMIは、6月の54.9ポイントから54.5ポイントと減速だが、今年になり一進一退状態が続いている。1月54.6、2月54.2、3月55.1、4月54.0、5月54.5、6月54.9、7月54.5.

<鉱工業生産指数>
7月の鉱工業生産指数は6.4%増に鈍化(6月7.6%増)で5ヶ月ぶりの低水準。1~7月は6.8%増。
うち、発電機▲16.8%減の895万kWと大幅に減り、7月の大幅減により影響1~7月でも▲0.5%減の7,427万kWとなった。
産業用ロボットは90.4%増の12,458セット伸び、1~7月では57.0%増の71,631セットと急成長している。労務費高騰が続き、自動車生産や半導体・ディスプレイ・スマホなど電子機器の生産向けロボットが急増しているものと見られる。

欧米などから批判されている鉄鋼製品の輸出、7月の粗鋼生産量は10.3%増の7,402百万トン、1~7月では5.1%増の4億9,155百万トンとなっている。月平均で見れば7千万トン、今年の粗鋼生産量は8億トンを超え、8億5千万トン前後に達するものと見られる。
不動産バブルとインフラ公共投資が牽引しているが、輸出が減っているわけではなく、批判されても輸出し続けるのは国家的な戦略と見られる。そ少しでも安く生産するために北朝鮮から安価な石炭や鉄鉱石を購入してきたが、北朝鮮のミサイル開発による国連制裁により、今後とそれはできなくなった。

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<<景気を牽引する不動産投資に陰り>>
<不動産開発投資 7・9%増に減速>

マンション建設など1~7月の不動産開発投資は前年同期比7・9%増で、1~6月(同8・5%増)から減速した。伸び率が前月を下回るのは3ヶ月連続。主要都市でのマンション開発バブルに対する規制強化が浸透してきているものと見られている。

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<民間と全固定資産投資の伸び率も減速>
民間の不動産投資のピークは1~3月の7.7%増、1~7月では6.9%増と0.8ポイント減速している。
不動産投資が減速した影響で、都市部の公共工事や企業の設備投資を示す1~7月の固定資産投資は前年同期比8・3%増と、1~6月(同8・6%増)に比べ伸びが鈍っている。

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[ 2017年8月15日 ]
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