アイコン 蜜蜂激減物質「フィプロニル」 日本は大丈夫なのか 検査する気もなし

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欧州では、殺虫剤成分「フィプロニル」に汚染された卵の回収で、欧州全域で販売されていたことから大問題となっている。その卵は香港にも発覚、回収に入っている。
日本の農水省は、殺虫剤成分「フィプロニル」自体をまったく問題視していない。

韓国では8月14日、政府の農林畜産食品部が、産卵鶏農場を対象に残留農薬の一斉検査を行ったところ、京畿道南楊州市の8万羽規模の産卵鶏農家で殺虫剤の「フィプロニル」が定められた基準値を超えて検出されたと発表した。
また、同日、京畿道広州市の6万羽規模の産卵鶏農家では、鶏についたダニから殺虫剤の「ビフェントリン」が基準値を超えて検出された。こうしたことから、検出された農家からの出荷卵を回収させた。

15日0時からは、全国の3000羽以上を飼育する全ての農家の卵の出荷を中止させ、該当する農場を対象に3日以内に全数検査を実施する。
当局は、合格した農場の卵のみ出荷を許可する予定。

食の安全にうるさい日本り実態は・・・
米国追随型・腰巾着の日本は、ネオニコチノイド系農薬「フィプロニル」の濃度に寛容、韓国のように抜き打ちテストもなど、問題が出た場合、面倒くさいことになるため一切しない。
米国では防虫剤や農薬メーカーのロビー活動(公的巨額賄賂)や天下りの横行により、欧州に比べ大幅に緩和され、日本政府も日米通商交渉の圧力により、追随している。米国様の言うとおり。

日本当局は、蜜蜂の激減は複合的要因により生じており、「フィプロニル」との因果関係は、天下の宝刀の立証されていないという立場。
http://www.maff.go.jp/j/nouyaku/n_mitubati/qanda.html(農水省)


<<問題の除草剤の扱いでも日本は世界の常識の流れから逸脱>>
・・・こうした日本政府の体質が過去、水俣病も発生させた。今のその体質はまったく変わらない。チッソ工場が東京湾になぜなかったのだろうか・・・。

免疫低下や発がん性物質の除草剤、立証されているにもかかわらず、いまやスーパーでも販売されている日本。
当然、米国のモンサントが特許を有していたが、特許切れで、日産農林や住友化学などが製造販売する日本は「ラウンドアップ」「グリホサート」系除草剤の天国となっている。(モンサントのアントワープ工場から輸入されたものが「ラウンドアップ」、米モンサントから輸入やライセンス生産されたものが「グリホサート」)

ラウンドアップはグリホサートとして現在もモンサントからも販売されている。その米国でも州により規制(カルフォルニア州などでは発がん性物質含有の表記が必要、発ガン性物質に登録もしている)がかかっている。
ラウンドアップやグリホサートは、デンマークでは2003年から散布を禁止している。
グリホサートは、スウェーデン化学品監督局はグリホサートの個人的な使用を禁止する規制強化の方針を発表している。
日本は2017年3月、グリホサートの残留濃度の規制値を大幅に緩和した。国が促進するTPPなど自由貿易条約提携により、輸入品の穀物や食物に残留濃度が大幅に超えても大丈夫なように、先手を打った。(米・加・メキシコ・豪・南米各国などは、除草剤や遺伝子組み換え種子のモンサントの完全な餌食国になっている)
(TPPに熱心な)内閣府食品安全委員会は2016年7月12日、発がん性、遺伝毒性は認められなかったと結論した。

ラウンドアップやグリホサートは2015年3月20日、WHOの外部組織である国際がん研究機関は除草剤グリホサートを、殺虫剤マラチオン、ダイアジノンとともに、グループ1に次ぎ2番目にリスクの高いグループ2A(ヒトに対しておそらく発がん性がある)に指定している。
日本では政府が安全宣言を出し野放しに販売されている。

ラウンドアップ・グリホサートは、
1970年に米モンサント社が開発した除草剤(農薬の一種)。
有効成分名はグリホサートイソプロピルアミン塩。グリシンの窒素原子上にホスホノメチル基が置換した構造を持つ。イソプロピルアンモニウム塩ではないグリホサート自体の分子量は169.07で、CAS登録番号は1071-83-6である。
5-エノールピルビルシキミ酸-3-リン酸合成酵素(EPSPS)阻害剤で、植物体内での5-エノールピルビルシキミ酸-3-リン酸の合成を阻害し、ひいては芳香族アミノ酸(トリプトファン、フェニルアラニン、チロシン)やこれらのアミノ酸を含むタンパク質や代謝産物の合成を阻害する。接触した植物の全体を枯らす(茎葉)吸収移行型で、ほとんどの植物にダメージを与える非選択型。
 ロシアは、ラウンドアップ耐性遺伝子組換え食品の輸入を禁止した。(遺伝子種子について、モンサントの安全検査では、なぜかラウンドアップを使用していない農園で検査されていたことが判明している)
1996年、ニューヨークで、モンサントのグリホサート製品のラウンドアップ除草剤に関し、「ラウンドアップが生分解性で土壌に蓄積されません」「安全で人や環境への有害な影響を引き起こすことはありません」といった一連の安全性に関する広告が、虚偽かつ誤解を招く広告と判決された。
フランスの最高裁は、ラウンドアップの主な成分のグリホサートは、欧州連合(EU)が環境に危険だと分類しているため争われていた裁判で、生分解性できれいな土壌を残すという広告を虚偽広告と判決した。
・・・日産農林などはモンサントの受け売りで、成分のグリホサートは土壌分解すると主張していた。

[ 2017年8月16日 ]
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