アイコン ブルームバーグ 韓国危機説掲載 進出企業への影響

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北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長とトランプ米大統領の非難の応酬を受け、米韓が21日から入った恒例の軍事演習は、米朝関係の緊張を再燃させる恐れがある。
緊張がエスカレートして商業活動を抑制すれば、韓国に収入の多くを依存する外国企業は痛手を受けそうだとブルームバーグが報じた。

世界が新たな非難合戦に備える中、財務諸表を基に韓国関連事業の大きい企業を以下にまとめた。
韓国の文在寅大統領は、先週、北朝鮮が韓国の設定した「レッドライン(越えてはならない一線)」に近づいていると述べており、南北朝鮮の深刻な紛争になれば商業面で多大な混乱を招きかねない。
その場合、韓国はスマートフォンや自動車、薄型テレビなどあらゆる製品のサプライチェーンで重要な国であるため、企業や世界経済に影響が広がり、北朝鮮のミサイルの射程にある韓国に製造工場や従業員を抱える企業は紛争の矢面に立たされることになる。

韓国で10億ドル(約1093億円)以上を稼ぐ外国企業のリストでテクノロジー企業が目立つのは驚くことではない。
携帯電話用半導体メーカーで最大手の米クアルコム半導体製造装置のアプライド・マテリアルズは、いずれも世界売上高の約17%を韓国で稼ぐ。

欧州最大のオランダの半導体メーカー、 ASMLホールディングは世界全体の売上高の約4分の1を韓国で得ている。

BMIリサーチのグローバル・コモディティーストラテジスト、ジョン・デイビス氏(ロンドン在勤)は、「韓国は、中間財の大きな輸出国であり、世界のエレクトロニクス製品のサプライチェーンでかなりの部分を占める」と述べ、 「仮に、施設が破壊されて韓国事業が中断されたり、長期にわたる遅れが生じたりする場合、世界中の企業のサプライチェーンが混乱するだろう」と予想した。

他の多くの企業も韓国への直接投資や国際的なサプライチェーンの一部を通じて痛手を受けやすい立場にある。
米防衛関連企業などは、韓国でかなりの売り上げがあるが、内訳を明示していないためリストには掲載されていない。

韓国の消費者に依存する企業も紛争発生の場合に影響を受けそう。
BMWやメルセデス・ベンツは輸入車販売でトップクラス。スターバックスは、韓国での売り上げについて明示していないが、コリア・ヘラルド紙によると、昨年の売上高は1兆ウォン(約1000億円)を突破したと予想されていた。韓国は、世界で5番目にスターバックスの店舗が1000ヶ所を上回った。

韓国での売上高を公表している企業の中で、同国でのゴルフ人気の恩恵を受けているのはタイトリストのアクシネット・ホールディングス。デービッド・メイヤー最高執行責任者(COO)によると、タイトリストブランドのゴルフ製品の販売は韓国内で「全般にわたって」伸びている。

また、韓国での売上比率が最も高い消費関連企業は、日本のイオン傘下のミニストップ。同社は韓国で約2400店舗を展開し、日本国内よりも店舗数は多い(但し、FC展開が主)。

1、韓国での売上高が高い企業は、クアルコム(半導体関連)、Lamリサーチ(半導体関連)、BHP(鉱山資源)、アプライド(半導体関連)、ASML(半導体関連)、コーニング(半導体関連)、保険のプルデンシャルなど、

2、消費者向け海外企業の韓国ウエイト、日本のミニストップ56%(イオン系)、ゴルフのタイトリストのAcushnet11%、日本のリンナイ10%、米アパレルのGUESS7%、米鞄ののSamsonite6%などが挙げられている。

3、韓国企業の売上高順には、サムスン、現代自動車、SKグループ、韓国電力公社、LG、ポスコ、起亜自動車(現代自動車子会社)など・・・

以上、

北朝鮮の朝鮮中央TVは、思想教育番組で「主敵は韓国」だと報じた。同じ、労働新聞では、これまでどおり「主敵は米国だ」ともしている。
文在寅は、口では対話しようと北朝鮮に呼びかける一方、軍備増強を図っており、北朝鮮から見透かされている。
THAAD早期追加配備決定、
玄武ミサイル開発(射程800キロ、弾頭500キロで成功)と弾頭2トンの米許可申請、
米国からの原潜購入計画、
前政権からの次世代戦闘機KFX開発計画、
など政権100日目の文政権が打ち出している対北朝鮮政策強化=軍事力強化策が多い。
手に拳銃を持ちながら握手を求めているようなものだ。

<北朝鮮も手詰まり感>
北朝鮮はこれまで、記念日ごとにミサイル実験を敢行してきた。しかし、7月28日の深夜に打ち上げたICBM(高度3800k、飛行時間47分)を完成させ、今後の軍備強化は、そのICBMに小型核爆弾を搭載するための核爆弾の小型化が必要となる。核弾頭の6000度ともされる大気圏再突入(300~600キロ)に耐えられる技術も必要だろう。
(ただ、目的地にほぼ到達させ、大気圏に突入させ高度200~400キロあたりで核爆弾を破裂させた場合、その電磁波で大規模なシステム障害・電力施設などの破壊で国の機能はとんど消失するとも言われている)

文在寅は勝手に「韓国の承諾なしに北朝鮮攻撃しない」と断言し、「レッドラインはICBMに核を搭載したときだ」と北朝鮮に対して言明。
文在寅にしてみれば、これまでより大幅に譲歩しており、米国に対して表明したものであろうが、北朝鮮にしてみれば、「何で韓国が北朝鮮に指図するのか」ということになる。
こうした動きに中国からは、親中派として登場させた文在寅政権に対して「初心に帰れ」と忠告までなされる始末。
文の動きこそが危機を煽る結果となっている。

金正恩にしても、四面楚歌状態どころか、国連精彩で中露も含めた経済制裁を受ける中、核開発を進めるわけには行かず、先般の米領グアムへの火星12号4発ミサイルでの脅しをかけるのが、現段階では、精一杯と見られる。
ただ、もしもミサイルを放った場合は、米軍が核ミサイル施設への大規模部分攻撃を行使する可能性が高く、北朝鮮が反撃に出た場合、韓国への砲撃、ミサイル攻撃しかなく、朝鮮戦争に突入する可能性が高く、破局へ向かう。

北朝鮮が記念日ごとに今後、何をするのか、ICBMの成功により、主敵に対し、脅しは手詰まり感が台頭してきている。残るはグアムと核だけになる。

北朝鮮の平壌の地下鉄駅の深さは100メートル、この深さを基準に、地下要塞都市が形成されていると見られ、金正恩や指導部への直接打撃は不可能にも近い。もしも部分攻撃でも受けた場合、指揮命令系統をたたけず、戦争になる可能性を高める。

大国の首脳たちは、金正恩が記念日に困らないように、国民に誇れる愛のプレゼントが必要だろう。

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[ 2017年8月22日 ]

 

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