アイコン 米韓両軍UFG最終日にBIB+F35B投入し強力誘導爆弾投下訓練

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0901_02.jpg米韓両空軍は31日午後、北朝鮮による度重なる弾道ミサイル発射や核開発といった挑発に強力な対応を行うため、朝鮮半島上空で米軍の戦略爆撃機B1Bなどと合同で北朝鮮の重要施設を精密打撃する訓練を実施したと発表した。
米海兵隊の最新鋭ステルス戦闘機「F35B」4機(垂直離発着可能機)も初参加し、韓国・江原道の必勝射撃場上空で空対地実射訓練を行った。
なお、8月31日は21日から始めた米韓合同演習「乙支フリーダムガーディアン」(UFG)の最終日でもあった。

北朝鮮は、米戦略爆撃機の朝鮮半島への飛来を嫌っており、反発必至。

合同訓練には、
米グアム・アンダーセン空軍基地に配備の戦略爆撃機「B1B」2機、
韓国の大邸空軍基地の「F15K」戦闘機4機、
在日米軍岩国基地に配備された米海兵隊の最新鋭ステルス戦闘機「F35B」4機が初参加した。

今回の訓練ではB1B爆撃機、F15K戦闘機、F35B戦闘機が、順次、Mk84、Mk82、GBU32爆弾を標的への投下訓練を行った。

Mk84無誘導爆弾は、本体重量900kg前後、幅15.2m、深さ11.0mのクレーターを作る能力と致死的な破片を発生させ、危害半径は365.8m。

「GBU32」は、JDAMシリーズの誘導装置キットを取り付け、Mk.シリーズなどの無誘導の自由落下爆弾を全天候型の精密誘導爆弾(スマート爆弾)に変身させた爆弾。
INSとGPS受信機が組み込まれており、2つの方式を併用した誘導装置が尾部の制御翼をコントロールして、外部からの誘導なしに設定された座標へ精度の高い着弾が行える。
また、現在ではさらにセミアクティブ・レーザー・ホーミング(SALH)誘導を併用できる機種もある。

北朝鮮は、旧ソ連製の地対空迎撃ミサイルを所有し、国境一帯にも配置しているが、現代の戦闘機はフレアなどのフェイク弾を発射し、ミサイルの標的から回避させることができる。ただ、その対策において、北朝鮮がそうした迎撃ミサイルをどこまで改良しているかは不明。
F35については、飛来をレーダーで捕捉することすら困難とされるステルス性を有している。

B-1は、B-52の後継機として1965年にスタートしたAMSA(次期有人戦略機)計画により、ロックウェル社(ボーイング)開発の、アメリカ空軍、超音速の可変翼(VG翼)戦略爆撃機。
公式の愛称は「ランサー」(Lancer:槍騎兵の意)、その飛行する姿から「死の白鳥」とも呼ばれている。
B-1は、当初B-1Aとして超音速で敵領空内に低空侵入する長距離戦略核爆撃機として開発が進められたが、曲折を経て、緊急近接航空支援という以前とはまったく別の任務を担うB-1B(ランサー)が配備されている。クラスター爆弾含む大量の爆弾や各種ミサイルを搭載することができる。

 

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[ 2017年9月 1日 ]

 

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