アイコン それでも噛み合わぬ米韓 ゲームオーバー近し

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8月21日~31日まで開催されたUFG米韓合同演習、北朝鮮の7月28日のICBM発射実験を受け、米軍が朝鮮半島沖に派遣した空母2隻は、韓国の要請により、北朝鮮を刺激しないように当軍事演習までには朝鮮海域から撤退させた。
また、韓国からの要請により、当軍事演習も、昨年2万5千人を参加させた米軍は今年は1万7千人の参加にとどめた。
さらに、当UFGでは、韓国からの要請により、米軍がグアムから参加させようとしたB1B(超音速長距離大型爆撃機=死の鳥)も参加させなかった。

北朝鮮・金正恩によるその回答が、8月30日に日本上空を飛ばしたミサイル発射実験であり、3日の水爆実験となった。
(盧武鉉による太陽政策の回答が、2006年10月の金正日による第1回目の核実験であったように・・・)

一方で、韓国文政権は、北朝鮮の7月28日のICBM発射実験により態度を豹変させている。これまでに、THAAD追加早期配備決定、地対地ミサイルの制限撤廃(弾頭500キロ、射程800キロ)要請、原子力潜水艦購入打診、戦術核駐留米軍配備・・・・、一方で、北朝鮮に対するキルチェーンなど3軸防衛攻撃体制を策定している。

しかし、基本姿勢は、8月17日、文在寅は何も根拠もなく「朝鮮半島で二度と戦争は起きないと自信を持って申し上げる」と就任100目の記者会見で述べていることに尽きる。
「朝鮮半島の運命は朝鮮人にしか決めることはできない」とする文在寅の持論は、当然のことであろうが、金正恩という独裁者は文在寅のいう南北朝鮮という枠組では動いていないところに核心の問題がある。

米トランプの3日未明のツイッター
South Korea is finding, as I have told them, that their talk of appeasement with North Korea will not work, they only understand one thing!
と投稿している。

今や、当事国は南北朝鮮ではなく、北朝鮮と米国間の直接問題。
韓国は、北朝鮮の生贄にされている存在であり、北朝鮮の独裁者から、まったく相手にもされていないのが現実。

当事国の米国にしてみては、北朝鮮が直接米国を脅迫しながら、ICBMや核開発を行い続けており、堪忍袋の緒が切れるタイムリミットは迫っている。

今頃、メルケルが出てきてもすでに遅く、外野席からの発言に過ぎないものになっている。ただ、メルケルだったら、ウクライナの停戦合意のように習とプーチンの3人で、北朝鮮を静まらせることができる可能性を秘める。
しかし、北朝鮮にしてみては、ミサイルと核の保有を放棄することは考えられず、米国も北朝鮮がミサイル・核の放棄を前提にしなければ、最終手段の放棄は考えられない。
一線を越えてしまった北朝鮮。

<米国の最後の平和的手段>
米国は最後の平和的手段として、北朝鮮と貿易する国との交易を停止する意向を表明していた。しかし、今や米国の経済や米国民の生活は、不法移民の労働者と海外からの安価な商品により成り立っており、現実的ではなく、北朝鮮と取引している世界の企業に対して、制裁する準備に取り掛かったものと見られる。

前回の国連制裁でも、石油関連の輸出は制裁から除外されていた。中国は今年2月までに北朝鮮からの石炭輸入を全面禁止すると発表した際、北朝鮮がもしも核実験した場合は、石油製品の輸出も全面禁止すると発表していた。
(中国はどうするのやら・・・、窮鼠の北朝鮮は中国さえ核標的にする可能性がある。)

完全閉鎖経済・地産地消の北朝鮮に対して、兵糧攻め、窮鼠猫を噛む状態に至る可能性もある。そのとき一番危険なのは攻めやすい韓国ではないだろうか。

(太平洋戦争、日本が戦争突入の大きな原因の一つに、シーレーンを東南アジア各国を植民地化していた米・仏・英・オランダにより封鎖されたことにより、窮鼠猫を噛む状態で戦争に突入して行ったことも事実)

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[ 2017年9月 4日 ]

 

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