アイコン 北朝鮮・更なる核実験は山塊崩壊を招き放射能漏れの危険 白頭山噴火も懸念

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アメリカの北朝鮮研究機関「38ノース」は5日、6回目の核実験の前と後に撮影した豊渓里の核実験場の衛星写真を公開。
比較すると、核実験後には山の斜面で複数の土砂崩れが起きたことが確認できるという。38ノースは「過去5回の核実験より、土砂崩れの数も多く、広範囲に及んでいる」と指摘している。
  別途、米ランド研究所は活火山の白頭山の爆発も懸念している。

<中国科学技術大の見解>
北朝鮮が6回目の核実験を実施した咸鏡南道・豊渓里・萬塔山にある核実験場で、坑道の上の山岳地帯が度重なる核実験によって崩壊の危険が高まっており、追加の核実験が行われれば実験場一帯が崩壊して大規模な放射能漏れが起きる懸念があることが分かったと5日付の香港紙サウス・チャイナ・モーニング・ポスト(SCMP)が専門家の話を引用して報じた。

SCMPによると、中国科学技術大(安徽省合肥)の地震・地球物理研究チームは、HPに掲載した研究リポートで、「6回目を含むこれまでの北朝鮮の核実験に伴う地震波を分析した結果、2回目から6回目までの5回の核実験は、全て豊渓里の同じ峰の下で実施されたことが分かった」と明らかにした。

中国科学技術大は、中国でも屈指の理工系の名門大学。研究チームを率いる温連星教授は「今回の分析結果は、100ヶ所以上の地震観測データを総合したもので、誤差は100メートル以内」と説明した。

 王乃彦・元中国核学会会長は、「この分析通りだとすれば、同じ場所でさらなる核実験が行われた場合、山岳地帯全体が崩れて地上に穴が開き、放射能が外に漏れ出すという大規模な環境災害が発生する可能性がある」と指摘した。

中国の専門家らは、今月3日の北朝鮮の核実験実施から8分後に観測された2回目の地震波について「爆発によるものではなく、(内部地形の)崩壊に伴うもの」と分析している。

王氏は、「核実験が垂直に掘られた坑道の底で行われたのであれば、爆発の振動は、相対的に小さいと思われるが、垂直坑道は掘るのが困難な上、高額な費用が掛かる」と指摘した。
つまり、北朝鮮の核実験は、掘削が容易な水平坑道で行われた可能性が高く、そうであれば周辺地盤に与える衝撃が大きいため崩壊の危険性も高いという。

温連星教授チームは、今回の核実験の爆発力について、108キロトン(1キロトンはTNT火薬1000トンの爆発力)と分析した。
これは、韓国国防部(省)の発表(50キロトン)の2倍以上に相当する。
日本は広島原爆の10倍以上に当たる160キロトンになるという最終的な試算結果を明らかにしている。
(Mからして日本はオーバー、中国見解に近い120キロトン程度の爆発力)
発表数値にしても、それぞれの国家の思惑が介在している。

<白頭山爆発の危険性>
白頭血統のバカ息子が白頭山を爆発させるかもしれない。
米国のランド研究所は、度重なる核実験で中朝国境に聳える活火山の白頭山(1903年に爆発、高さ2,744m)が、噴火する可能性があると警鐘を鳴らす。
白頭山の100キロ圏内には約160万人が暮らす。また白頭山と北朝鮮の豊渓里にある核実験場は115~130キロ程度しか離れていない。

第1回目=2006年10月9日、M4.2
第2回目=2009年5月25日、M4.7
第3回目=2013年2月12日AM11時57分、M5.1
第4回目=2016年1月6日AM10時30分、M5.1
第5回目=2016年9月9日AM9時30分、M5.3
第6回目=2017年9月3日PM0時29分、M5.6(韓国)~M6.1(日本)~M6.3
※Mについては発表機関により異なる。

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<9月3日核実験前と実験後の豊渓里・萬塔山の核爆発実験地>
山腹坑道での核爆発実験でのM6.1では、山腹が土砂崩れするのは当然のことだろう。
放射能漏れなどまったく意に解さない人たちが核実験を行っている。お坊ちゃまに異でも唱えれば即刻、処刑される人たちである。
坑道掘るのも中枢施設の下にある刑務所の収容者たちが掘らされているという。
今回の核実験での坑道などの地中に蓄積されている放射能量は、その威力が広島型の7倍前後とされており、相当な量となる。地中では相当な圧力がかかっており、何らかの原因で噴き出せば大変なことになるのだが・・・。
 

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[ 2017年9月 7日 ]
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