お菓子の「蛸屋総本店」の(有)蛸屋菓子店、㈱霽月庵早坂(栃木)/会社更生開始決定
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和菓子製造販売で御菓子司蛸屋総本店の(有)蛸屋菓子店(栃木県小山市城東4-19-15、代表:早坂一幸)と関連で製造部門兼不動産管理の(株)霽月庵早坂(同、同)は8月31日、東京地方裁判所において、会社更生手続きの開始決定を受けた。管財人には、上野保弁護士(電話03-3501-2356)が選任された。
負債額は蛸屋菓子店が約13億円、霽月庵早坂が約21億円。
蛸屋菓子店は、江戸時代の元禄11年に仙台藩で「赤壁楼」の名称で和菓子屋を創業したのが始まり。戦時中は一時休業、戦後、栃木県小山市へ引越して、和菓子屋を再開した。
「御菓子司蛸屋総本店」の店舗名で栃木県内や茨城県、埼玉県、群馬県に102店舗(FC店含む)を展開し、「たこ壺もなか」・「陣内評定餅」・「みかもの月」などの自社商品を販売してきた。
景気が良かったバブル時代には約22億円の売上高を計上していた。しかし、多店舗展開に伴う不動産投資やその借入金が負担となり、資金が固定化、消費不況から販売不振もあり、資金繰り多忙状態に至っていた。
そうした中、経営者に経営責任を問う会社更生法の申請を債権者から申し立てられ、6月23日、保全管理命令が下されていた。
店舗は会社更生法であり、引き続き営業されている。
<↓「たこ壺もなか」>
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[ 2017年9月12日 ]