アイコン ミャンマーのスーチー女史「民族浄化は言い過ぎ」と ロヒンギャ避難民31万人

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仏教国ミャンマーのラカイン州で、イスラム教徒のロヒンギャ(人口約130万人)が、ミャンマー政府のロヒンギャ武装勢力の掃討作戦で、村の焼き討ちなどにより、大量にバングラデシュへ逃れてきている。
しかし、スーチー女史は、大量の避難民についても武装勢力の偽情報だとして認めず、避難民についても完全否定している。

8月25日ロヒンギャ武装勢力が地元警察署を遅い、警察官12人を殺害したことから、今回の政府軍によるロヒンギャ武装勢力の掃討作戦に至っている。

現地の国連人権擁護官は「民族浄化の教科書のようだ」と話している。これに対し、スーチー女史は「民族浄化とは言いすぎだ」と述べているという。11日現在避難民は31万3千人に達している。
現地の国連高等弁務官は、政府軍の軍事作戦を直ちに停止させるべきだとしているが、スーチー政権は完全無視している。

それどころか、政府軍は、ロヒンギャの難民が増加しないよう、バングラデシュに逃亡させないように、急遽、国境線に地雷原を設け、死傷者も続出しているという。

 10日、武装勢力は1ヶ月間の休戦入りを一方的に宣言、政府軍にも同調するよう求めたが、政府軍はこれを拒否している。

元々、地元ラカイン州(人口260万人で仏教徒とイスラム教徒が半々)の仏教徒たちは、過去、ロヒンギャがバングラデシュからミャンマーに住み着いたものであり、出て行くのが当然だとしている。しかし、歴史では15世紀にはすでに仏教徒とイスラム教徒が共存していたという。

今回のミャンマーの政府軍はまさに、ロヒンギャをバングラデシュに追い出し、民族浄化を図っているものと見られる。

 敬虔な仏教徒のスーチー女史は、政府軍を使い、ムスリムのロヒンギャを追い出し、民族浄化を図る最高責任者ということになる。

 すでに、スーチー女史は、国連制裁を逃れるために、中露に拒否するよう要請しているともいわれている。

 軍事政権の妥協の産物として登場したスーチー政権、現地、国連の高等弁務官も完全無視、軍隊に媚、権力欲が異常に強くなったズル賢い人になってしまったようだ。
(ミャンマー軍事政権が妥協したのは、国際批判もあるが、友好国の中国の中国人たちが大挙して押し寄せ、騙し詐欺商法が横行、中国人批判が台頭してきたためともされている。)

このまま対立が長引けば、ロヒンギャを一掃しない限りロヒンギャにISが入り見込み、ミャンマー国民は長期に渡って自爆テロに怯え続けることになる。そのためにもミャンマーのスーチー女史と軍は、民族浄化、宗教浄化を図っているのかもしれない。

当然、ロヒンギャにISが入り込めば、バングラデシュにもISが入り込み、一帯の治安が不安定化することが懸念される。
イスラム国のバングニデシュ、ミャンマーラカイン州、マレーシア、インドネシア、フィリピン・ミンダナオ島に連なる東南アジアのイスラム圏、ミンダナオ島では比政府軍がIS系武装勢力(現地の数武装勢力と中東からの参戦組が合流)の掃討作戦を米特殊部隊も動員して行っているものの、武装勢力はマラウィ市(人口20万都市)の大勢の市民を人質にして、市の1/3を占拠したまま膠着状態になっている。しかし、比政府軍の最終攻勢で武装勢力は逃げ去るとみられるが、その逃亡先がミャンマー・ラカイン州になる可能性もある。
以上、BBC記事参考

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[ 2017年9月12日 ]

 

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