アイコン イスラム圏からの入国制限現実に トランプ寄り判事加わり形勢逆転

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トランプ大統領は3月、イスラム圏6ヶ国からの入国を90日間禁止し、ほぼ全ての難民の受け入れを120日間停止する大統領令に署名。
以来、大統領令の適用範囲を制限する判断が裁判所で下されており、先週は連邦控訴裁が難民の入国について、再定住を支援する団体からの保証があれば、入国を認めるべきとの判断を示した。
米司法省は、この判断の差し止めを求めて最高裁に申し立てを行っていた。
最高裁大法廷は12日、司法省の主張を認める判断を下した。

連邦控訴裁は、イスラム圏6ヶ国からの入国についても、6ヶ国出身の米国在住者の祖父母・おじ・おば、いとこなどには入国を認めるべきとしていた。しかし、司法省は、控訴裁のこの判断については、最高裁に差し止めを求めていなかった。

トランプが指名したニール・ゴーサッチ(50歳)が新判事に就任して最高裁判事の勢力(9人のうち、共和党レーガンが指名した中間派入れ5人がトランプ寄り)となった。これまで欠員で4対4の拮抗から4対5というトランプ寄りになり、今後、イスラム圏などからの入国制限や不法移民問題は、トランプの意のままになる可能性が高い。
(ただ、中間派のアンソニー・ケネディ氏は81歳ながら上院での反対票はない)
最高裁判事の任期は終身制、死ぬか自ら辞任するかの無制限1本勝負、但し、弾劾はある。

<判事構成内訳>
(1)保守4人、リベラル4人、中間1人(共和党ロナルド・レーガン指名)
(2)ユダヤ教3人、カトリック5人、不明1人
(3)白人系3人(保2、中1)、ユダヤ系3人(リ3)、イタリア系1人(保1)、アフリカ系1人(保1)、ラテン系1人(リ1)
(4)男性6人(保4、中1、リ1)、女性3人(リ3)
(5)80歳以上2人(中1、リ1)、70歳代1人(リ1)、60歳代4人(保3、リ1)、50歳代2人(保1、リ1)
高齢者2人が亡くなれば、トランプが欠員補充者を指名することができ、議会勢力が変わらない限り、白人至上主義が徹底することになる。
現在でも共和党支持者の7割以上がトランプ支持である。白人至上主義が貫徹された場合・・・暴動でも起きるのだろうか。
 

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[ 2017年9月13日 ]

 

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