落雷と大気汚染の因果関係/銭盛者の中国
香港のサウスチャイナ・モーニング・ポスト電子版は16日、中国で近年落雷事故が増加しており、大気汚染との関連性が指摘されていると伝えた。
記事によると、中国では毎年約4000人が落雷で死傷しており、その数はここ20年ほど前と比べて10倍になっているという。
政府から委託を受けてスモッグと落雷との間に関連性が存在する可能性を調査している北京雷電防護装置テストセンターの李京校研究員は、「摩擦作用によって大気中の大量の汚染顆粒物が強い電場を生み、それが一定レベルに達すると雷撃によって突然放出される」と指摘しているという。「北京では、1957年から2015年の間に落雷で47人が死亡し、96人が負傷しているが、その大部分は90年代以降に発生しており、特に2000年から2009年の死傷者数は1960年代、70年代の7倍近い数になっている」と説明した。
記事によると、北京での乗用車保有台数は1982年の13万台から今年は600万台に増えており、落雷事故の増加は二酸化炭素の排出量が増えたタイミングと一致するという。
また、観光業の発展、人口の増加、建築の高層化、気候変動、電気設備の使用増、ハイキングの流行といった要素も落雷事故の増加につながっているとのこと。
さらに、北京市中心部に加えて近郊エリアでも落雷事故が増えているという。
李研究員は「統計、物理学いずれにおいてもスモッグとの関連性が指摘されており、もはや軽視できない要素。広東省広州市や山西省太原市でも落雷の増加に注目した関連研究が行われている」と語ったという。
以上、
雷は急激な上昇気流が発生するかどうか。寒気と暖気がぶつかり、暖気が急上昇し、雷が発生する。こうした現象は冬でも同じ、寒気に対しより冷たい寒気がぶつかり発生する。
大気汚染との関係は知らぬが、中国の大気汚染が地球を覆い、温暖化に導き、東太平洋・東・南シナ海を温め、暖まった海から湿った大気が内陸部に発生した低気圧に吸い寄せられ、低気圧は勢力を強め、停滞させ、雷・豪雨を発生させている。
大気汚染が中国の気象を異常化させていることだけは間違いない。
北朝鮮・韓国・日本は大気汚染税を中国から巨額徴収する必要があろう。人の命にかかわる大気汚染だ。
それもコストがかかるとして触媒装置もほとんど付けず、粗鋼生産・コークス生産、石油精製、発電、セメント生産など行われ、大気を汚染させている。車以外が真の問題だ。
世界の半分を生産する鉄鋼製品、触媒装置なしの粗鋼生産施設での生産が久しく増え続けており、粗鋼生産に必要なコークス生産も同じ、中南海といえども習近平の鼻毛は伸びるばかり。
石油精製品も増加の一方で、輸出に回されている。
習近平が本気出せば、触媒装置は設置される、銭でどうにでもなる大気汚染だ。車だけが原因のような中国政府の発表は意識的に問題の本質を反らしているだけ。
以前は冬場の大気汚染がすごかったが、今では年から年中、大気汚染と豪雨に見舞われ、強風が吹くか、雨が止んだときだけ大気が綺麗だが、汚染物質は確実に地表に積もっている。また、雨水に溶け、川から海へ流れ出て、東シナ海を酸性化させ、死の海に近づけてもいる。(日本の西日本の太平洋岸はすでに酸性化しているという調べもある)
銭はほどほどに儲けたところで、触媒装置を付けさせるべきであるが、国家挙げて欲深く、すでに10億トン以上ともされる粗鋼生産設備を少々廃棄させ豪語したとしても、生産量の拡大が続く限り、問題は拡大するばかりだ。
触媒装置もろくに付けずローコスト生産により安物鉄鋼製品を世界中にばら撒き、すでに主要国ではダンピング制裁にあっている。
中国の粗鋼生産量
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千トン
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前年比
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2007年
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489,700
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2013年
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815,410
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2014年
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823,004
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0.9%
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2015年
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803,825
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-2.3%
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2016年
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808,370
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0.6%
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2017年1月
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67,657
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2月
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61,110
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4.4%
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3月
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71,995
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1.8%
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4月
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72,777
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4.8%
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5月
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72,259
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1.8%
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6月
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73,231
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5.7%
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7月
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74,021
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10.8%
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・中国国家統計局版、世界の生産量
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・世界の生産量:2016年16億0970万トン
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