アイコン 今年のノーベル賞有力候補 宮坂力教授の「ペロブスカイト」ソーラー発電

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来月2日から始まることしのノーベル賞の発表を前に、受賞が有力視される世界の研究者22人をアメリカの学術情報サービス会社「クラリベイト・アナリティクス」が6300万本もの研究論文の引用回数をもとに発表し、22人の候補をあげ、日本からは化学賞で桐蔭横浜大学の宮坂力特任教授の名前が上がっている。

宮坂特任教授は、「ペロブスカイト」と呼ばれる特殊な結晶の構造を持つ物質を金属板などに塗るだけで、太陽電池を作ることができることを発見した。
ペロブスカイト太陽電池は、現在の太陽電池に比べて軽くて生産コストが安いうえ、折り曲げることも可能になることから、次世代の太陽電池として注目を集めている。

ペロブスカイト太陽電池とは
宮坂教授は、平成21年、ハロゲン化鉛系ペロブスカイトを利用した有機化合物をペロブスカイト構造の結晶にして金属板などに塗ると、太陽電池ができることを発見した。

当初は太陽光を電気に変える発電効率は3%余りだったが、3年後には10%、現在は従来の太陽電池に匹敵する20%を超えるレベルに達し、製品化に向けた動きも出始めている。
ペロブスカイトを1マイクロメートルにも満たない厚さで金属板などの電極に塗るだけで、太陽電池ができることから、安くて軽いうえ、折り曲げることも可能なのが特徴。

このため宮坂さんは、衣服やかばんに太陽電池を貼り付けることで身の回りのパソコンや医療用の機器を動かすほか、人工衛星などへの応用も期待できるとしている。
(現行のソーラー発電より、世界中の僻地でも簡単に電気が使用できるようになる)

宮坂力教授は、「この技術は、日本が発見したのに、欧米や中国、韓国などで研究に火がつき、日本があとから追いかける状況になってしまった。現在は、マラソンでいう先頭集団にようやく上がってきた状況なので、若い研究者に、もっとこの分野に参加してもらうとともに、私自身も努力していきたい」と話している。

以上、NHK記事など参照
小泉が聖域なき削減を謳い、企業も利益が出ているにもかかわらず内部留保に務め、研究開発予算を大幅カットし、研究開発者が韓国へ流れ、韓国のIT・家電の黄金時代を築いた。
大学や公的研究機関では、若手研究者が正規採用もされず、契約採用で研究を続けている。全国隅々まで公共投資予算をタレ流す一方で、日本の飯の種になる研究開発を予算面から疎かにする国などはどこにあろうか。それが日本の現実だ。票に繋がらない銭は出さない。

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[ 2017年9月21日 ]

 

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