アイコン 北朝鮮外交 ロシア頼り 中国は2番手3番手

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北朝鮮外務省の崔善姫北米局長らがモスクワ訪問のため、25日に平壌を出発し、ウラジオストックに入ったと朝鮮中央通信が伝えた。
7月に訪朝したロシア外務省のオレグ・ブルミストロフ特任大使の招待によるもので、モスクワで、同大使と会談する。緊張が続く朝鮮半島情勢についても話し合うとみられる。
ロシアの北朝鮮専門家は、最近のロシアと北朝鮮の交流は経済関係が多く、外交レベルの接触はあまりなかったとみている。
だが、ブルミストロフ特任大使は今年7月、北朝鮮を訪問して崔局長と会談。米国などとの対立が深まる北朝鮮の核・ミサイル問題について話し合ったとされる。
ロシアは、北朝鮮の挑発行動と米国の軍事演習それぞれの中止を求めるなど、対話による解決を求めている。
以上、

本来、北朝鮮は中国へ一番に向かうべきところ、中国が米国に同調して経済制裁を強めており、ロシアとの関係を強化しているようだ。
崔善姫北米局長はロシア訪問後、中国へも訪問予定とされている。
いずれにしろ、北朝鮮の人物が動くことは、対話への模索とも受け取られ、歓迎すべきだろう。

もしもの場合は、日本へミサイルが飛んでくる可能性が非常に高く、スイスだろうとドイツだろうとモスクワだろうと習だろうと、北朝鮮をテーブルに乗せなければ、問題は危機的状況を回避することができない状況にある。金正恩はまだ33歳の若造であり、ぞぉっとするが、このままでは30年先、40年先も金正恩体制が続く。

日本政府は、北朝鮮に対して、日本攻撃の兆候があれば、専守先制攻撃を可能にしているが、攻撃するミサイルも能力もなく、米国に全部おんぶに抱っこされている。日本の迎撃ミサイル(PAC3やイージスのSM3)も、北朝鮮の多弾頭ミサイルや玉砕型の一度に大量のミサイル攻撃には韓国ともども対応できない。
北朝鮮が、日本の上空で核により電磁波攻撃をしかけた場合、日本はインフラが破壊され、都市機能は喪失、原発も非常事態に陥り、崩壊の危機に瀕するとされている現実もある。
米国本土へは届かず米国は無傷でも、北朝鮮の短距離ミサイルが、確実に何千発も韓国や日本を標的にしている。
そうした現実を受け入れ、北朝鮮側から対話を求められれば日本は開けておく必要がある。
米朝の緊張関係を物見遊山的に人気も高い強硬姿勢だけもよいものか、ならば、日本国民にどれほどの覚悟ができているというのだろうかと問いたい。

5月にも、金正恩は2011年の就任来初の外遊先として、モスクワ訪問を計画していたが、米韓によるクーデターの脅しに、急遽取りやめたとされていた。
プーチン・ロシアも米国からウクライナ問題で強硬な経済制裁を受け続けており、経済制裁面からは同じ境遇にある。
北朝鮮の情勢から、プーチンはアメリカを弄ぶ絶好の機会と捉え、露朝関係を誇示することで、米国に揺さぶれをかけているようだ。金の玉をトランプに握られた今の中国習にはその器量はない。
欧州の首脳も仲介を口にはするが、トランプの汚い口撃に合う可能性もあり、なかなか乗り出す気配はない。トランプはこれまでに欧州国への内国干渉やNATOでのタダ乗り論を展開し、欧州の各国首脳からも嫌われ者。盟友の英国メイ首相からも嫌われ、訪問すらできないでいる。
トランプにとって、唯一気を許すことができるのは、北朝鮮核・ミサイルの恐怖下にある日本とイランと対峙するイスラエルくらいしかないのが現実だろう。それほど、内政外交とも世間を狭くしている白人至上主義でゲルマン民族の不動産屋の政治家トランプである。

 

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[ 2017年9月26日 ]

 

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