アイコン トランプは金を先制攻撃に走らせようとしている 国防予算78兆円の米国

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アメリカ№1 米議会下院は7月、2018会計年度(17年10月~18年9月)の国防予算を10.3%増、680億ドル増額して6581億ドル(約74兆円)を承認している。
上院は9月、同期間の国防費の総枠を7000億ドル(約78兆円)で決定した。
共和党政権それもタカ派のトランプになり、国防費が大幅に増加している。それだけでも軍事産業は万歳万歳万々歳。
しかも、北朝鮮との緊張を高めることで、日韓へ巨額の最新武器売却を約束。韓国にいたっては、原子力潜水艦の購入まで米国側に要求するほど。・・・トランプは満足満足大満足。

共和党を支える軍事産業としても、財政赤字問題から、今後も大幅に国防予算が増加するとは期待できず、政府が武器を使用(軍隊が使用)することで、大きな更新需要を作ってもらいたい関係にある。相手国はどこそこに関係なく、ただただ武器を使用してもらいたい一心だ。

<北朝鮮の金正恩は分別がなさそうに見えるが実際は理性的で、アメリカとの戦争を望んでいない。それより問題はトランプだ>との記事をニューズウィークが掲載した。
ドナルド・トランプ米大統領は先週、北朝鮮の金正恩国務委員長を「狂った男」と批判した。
さらに、金正恩はアメリカを憎むあまり自暴自棄になって自殺行為に突き進んでいると言った。
トランプに言わせれば、金正恩が核開発を断固続行したい理由はただ1つ、アメリカと同盟国を破滅させるためだ。
トランプは、それを根拠に、金正恩に対する敵対的で過激な発言を正当化する。
だが、もしそれがトランプの思い違いで、北朝鮮情勢を悪化させているだけだとしたら?
トランプが「ロケットマン」と呼んだ金正恩は、本当にアメリカと戦争をしたいのだろうか。

北朝鮮問題の専門家は、トランプが思うほど話は単純ではないという。
「金正恩は、アメリカとの戦争を望んでいない。北朝鮮が先制攻撃を行えば極めて危険で、金正恩が何より恐れる政権崩壊につながることが分かっているからだ」と、米シンクタンク、ブルッキングス研究所のロバート・エインホーンは本誌に語った。
金正恩の好戦的な態度は「意識的な戦略」だと、エインホーンは言う。
「金正恩にしてみれば、核・ミサイル実験で抑止力を着実に向上させつつ言葉で威嚇を繰り返すのは、現体制を終わらせようとしているアメリカから自国を守るための現実的なやり方だ。」と、バラク・オバマ前米政権下で核不拡散のアドバイザーを務めたエインホーンは言う。

<はったりは北朝鮮の十八番>
「金正恩は一見、理不尽に見えるが、実は極めて合理的な人物だと思う」とエインホーンは言う。
だとすれば、金政権は戦争を望んでいるのではなく、政権存続のためなら戦争も厭わない、という意思表示を世界(とくにアメリカ)に向かってしているに過ぎない。

曖昧で誇張した脅し文句でアメリカを威嚇するのは、北朝鮮の常套手段で、金正恩から始まったことでもない、米シンクタンク外交問題評議会で米韓関係が専門のスコット・スナイダー上級研究員は言う。
「北朝鮮は、どれほど敵を脅しても軍事行動に出ないですむ作文のプロだ」とスナイダーは言う。要は、はったりに長けているということだ。

北朝鮮が、既存の世界秩序を破壊し、周辺地域を不安定にしているのは事実だが、北朝鮮の威嚇行為は、世界と地域の不安定要因になっている面はあるとしても、論理的な筋道は立っていると、スナイダーは言う。

関係者が一様にショックを受けているのは、むしろ、トランプの気質の問題だ。
トランプの暴言が、最後は金正恩を戦争に追い込んでしまうかもしれないのだ。

「トランプが、『ロケットマン』は自殺行為に突き進んでいると言うが、それはむしろ金正恩がいちばんやりたくないことだ」とスナイダーは言う。
「トランプは、まるで、金を罠にかけて攻撃させようとしているみたいだ」

スナイダーもエインホーンも、トランプが、先週国連演説で「北朝鮮を完全に破壊する」と脅したことは、完全に無用な挑発だったと言う。

「北朝鮮を完全に破壊すると言うなど、前代未聞だ」とエインホーンは言う。
「こういう大げさな脅し文句は、むしろ、北朝鮮の得意技だ。イランがイスラエルを消滅させると脅す時もこんな言い方をする。アメリカの大統領の言葉ではない」

トランプの挑発で、米朝の緊張関係が高まった結果、北朝鮮がアメリカの圧力に屈して態度を軟化させる可能性もなくはないと、スナイダーは言う。
だが、それは最高のシナリオであり、ほとんど期待できない。

北朝鮮が、核開発をあきらめる確率は、「今、この会場で死んだエルビス・プレスリーと偶然会うのと同じくらいだ」と、NATO(北大西洋条約機構)で最高司令官を務めたジェームズ・スタブリディス海軍退役大将は今週、米ペンシルベニア大学で開催されたイベントで言った。

アメリカと北朝鮮の対立を解消するシンプルな解決策などない。
だが、金正恩は戦争を望んでおらず、逆にトランプの挑発が対北朝鮮関係を悪化させ、孤立した北朝鮮の猜疑心を駆り立てているという見方で、大方の専門家は一致する。
トランプは、北朝鮮が先制攻撃するようけしかけているようにも見え、その日は刻一刻と近づいている。
以上、
南北戦争来、米本土で戦争の経験のないアメリカ、特に白人層の好戦的な国民性も攻撃的なトランプを後押ししている。
トランプは1月20日に大統領に就任後も、内外への口撃は止むことはなく、結果、北朝鮮に至っては、ICBMを完成させてしまい、規模が大きな核実験まで行わせてしまった。

北朝鮮問題の凍結策の一つは、中国でダメならロシアであるが、ウクライナ問題で北朝鮮同様アメリカから重度の経済制裁を受け、米露首脳間の対話も当然ほとんどない。また、トランプ自身が身内のロシアゲート事件により、話し合いどころか距離を置いている。
トランプそのものが、外国首脳に嫌われ、お友達も2ヶ国の首脳しかおらず、外交上は金とどっこいどっこいの状況、解決の糸口すら見えてこない。
中国の歴史は権謀術の歴史、北朝鮮に一番影響を行使できる立場の中国・習は、プーチンまで誘ってトランプを弄んでいる。
今後、米大統領は、選挙前に立候補できるかどうかの適正検査が必要だろう。世界で一番の大国の大統領が毎日毎日、世界に向けピーチクパーチクでは話にならない。

10月10日は、北朝鮮の朝鮮労働党創立記念日。
10月中旬、米韓は空母打撃艦隊も参加させ大規模爆撃合同演習を発表
11月3日~14日、トランプが日本、韓国、中国、ベトナム、フィリピンなど歴訪。
過去11月にも空母を派遣し米韓の軍事演習が行ったことがある。
12月1日、韓国で金正恩の暗殺部隊創設が発表される。
2月9日~25日まで韓国・平昌で冬季オリンピック開催

2月16日、光明星節 金正日誕生日
3月9日~18日まで平昌パラリンピック開催
例年3月は「キーリゾルブ(不屈)」米韓の大規模合同演習。
4月15日、太陽節、金日成誕生日
4月25日、建軍節、朝鮮人民軍創建記念日

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[ 2017年9月30日 ]

 

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