アイコン 小池女史不出馬 「希望」の度し難い密室政治体質

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つい最近まで民主党(民進党)だった政治家が、小池氏の人気だけを頼って希望だ希望だ、と叫んでもね、有権者は馬鹿じゃない。

2009年夏、政権交代だ、政権交代だ、高速料金無料化、子供手当増額、ガソリン料金値下げだ、と散々反日マスコミに煽られて、民主党に希望を託した結果は絶望だった。

ところで、あの長崎県の悪徳県議、山田博司の政党支部(民主党・五島支部)は、今後は希望の党・五島支部ってことになるんだろか。(笑)そうなると間違いなく絶望の党だ。

きょうも秀逸のブログ(農と島のありんくりん )読んで益々小池女史の自分ファーストに納得してます。皆さんも読んでみてください。希望の党には絶望します。

農と島のありんくりん
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移り変わる自然、移り変わる世情の中で、真実らしきものを探求する

小池女史不出馬 「希望」の度し難い密室政治体質

そうとうに知られてきたことですが、小池女史の政治手法は、「話題作り」です。
内容などなくてもいい、とまれ「話題」さえあればワイドショーは食いつく、メディアが食いつけばなんか「やっている」イメージを散布できるというわけです。
双葉より芳しで、小池女史が出馬の公認を求めた時のことを思い出します。
自民が公認を寄こさないことを知っていながら、わざわざメディアを引き連れて誰もいない都連本部に押しかけるというえぐさを思い出しますなぁ。

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彼女はこういう「絵」を見せたかったわけです。
「悪玉は都連。私はこの腐った都連のジジィどもと戦うジャンヌダルクなんだ」
ミニサイズですが、女史の政治の2番目の師匠だった小泉元首相の「自民党をぶっ壊す」を彷彿とさせます。
この「内容はないが、話題だけで引っ張る」、「政治をワイドショー化する」という政治手法は、去年、豊洲移転でさんざん私たちが見させられてきたことです。
なにも決めない、なんの問題もないことを共産党とつるんで攻撃して「悪玉狩り」に勤しむ、これが小池女史の1年間の都政の足跡です。

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彼女はこういう「絵」を見せたかったわけです。
「悪玉は都連。私はこの腐った都連のジジィどもと戦うジャンヌダルクなんだ」
ミニサイズですが、女史の政治の2番目の師匠だった小泉元首相の「自民党をぶっ壊す」を彷彿とさせます。
この「内容はないが、話題だけで引っ張る」、「政治をワイドショー化する」という政治手法は、去年、豊洲移転でさんざん私たちが見させられてきたことです。
なにも決めない、なんの問題もないことを共産党とつるんで攻撃して「悪玉狩り」に勤しむ、これが小池女史の1年間の都政の足跡です。

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     小島敏郎氏
過激な思想を持った人物を座長に据えてまで阻止したかった豊洲移転は、引きずれば引きずるほど反対する理由がなくなってしまいました。
とうとう最後には、「安全だが安心ではない」などという放射脳オバさんのようなことを口走ることになってしまったのはご愛嬌です。
つまりは、小池女史は移転阻止に失敗して、くどくど言い訳しているだけなのです。
言い訳だけならまだしも、豊洲の「安全性」で73億の追加工事というおまけまでつけてくれました。これなど、もはや女史のメンツの問題でしょうに。
https://mainichi.jp/articles/20170810/k00/00m/040/092000c
それをスマートにシャラと言えてしまえるのが、この人のスゴイところです。さすが元テレビキャスター。
ちなみに「原発ゼロ」政策を「希望」は公約としましたが、小池氏の保守の仮面の下にあるもうひとつの顔を覗かせたように見えるのは、勘繰りでしょうか。
私はこの豊洲移転騒動の過程をかなり丁寧に追ってきたので、女史へ当初もっていた淡い期待が雲散霧消していくのを感じたものです。
今回もまた、衆院選に「出るか出ないか」という、まーどうでもいいことで公示日まで引っぱるだけ引っぱったあげく、結局出ないそうで、こりゃまたどうも。
引っぱればワイドショーへの露出が増えて、情報弱者に刷り込みが効くのを知ってのことです。

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私はぜひ小池女史に出馬して頂きたかったですね。
なぜなら、国政選挙で過半数を押さえて政権党になると豪語する党の党首が、その肝心な国政選挙の審判を受けていないのですからね。
もし仮に「希望」が単独過半数を取ったら、いかなることになるでしょうか。当然、首班指名をせねばなりませんが、小池女史はこう述べています。
「しっかり第一党を目指す、その結果を見てということ、政治では当たり前の話」 
わ、はは、当たり前ですって?冗談ではない。失礼ながら、失笑してしまいましたよ。
とんでもない。憲政史上初めてですよ。
首班指名を決められないで総選挙に臨む党なんて。連立与党でもない限り自党の党首を指名するのが常識です。
単独過半数を「希望」が取れば、その時は党首が少数の幹部とだけ諮って決めるのですから、まさに密室政治そのものです。
そして以後の国会審議においても、国民の選択を経ない「黒幕」が国会の外から遠隔操作することになるでしょう。
おっと、憲政史上初めてだと書いてしまいましたが、ひとつだけ過去に例があったことを思い出しました。
かつて宮本共産党が、今の「希望」と酷似することをしたことがあります。
当時、党内で絶対的指導者だった宮本顕治書記長は、国会議員に立候補しないまま選挙に臨んでいました。
立花隆氏は『日本共産党の研究』の中で、国民の審判を受けない人物が、国政政党の党首であることを許せば、それは国会の外の黒幕支配を許してしまうことだとして、批判しました。
宮本書記長は、国会でスパイリンチ殺人事件の追及を受けることを嫌がって出なかったといわれています。
共産党は「犬は吠えても歴史は進む」と威勢よく反論していましたが、やはり立花氏の宮本氏による国会外からの支配批判は耳が痛かったとみえて、後に宮本氏も参院選挙に出ることになります。
今回の出馬騒動を出る出ないの政治コントではなく、「希望」の持つ密室政治体質を知る上で、よいケースとなったはずです。

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[ 2017年10月12日 ]

 

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