アイコン アサヒビール 青島ビールの持株売却へ 欧州事業に集中

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アサヒグループホールディングスは12日、中国の青島ビール株式の全部または一部を第三者に譲渡することを検討開始したと発表した。入札を実施して売却先を決める。時期などは未定。アサヒは、青島ビールの約19.99%を保有している。

同社は、欧州で1兆2000億円規模の大型買収を実施したことから、事業ポートフォリオの再構築を進めている。これまで、中国飲料合弁株や英国のゴルフ場の売却を行ったほか、インドネシアの飲料事業についても、売却交渉を開始したことを明らかにしている。

青島ビールは、時価総額464億香港ドル(6,675億円/14.387円)で、アサヒの19.99%は1,334億円に相当する。
青島ビールは、1999年アサヒビールと合弁会社の深圳青島啤酒朝日有限公司(青島40%、アサヒ60%)を設立してスーパードライを生産している。

<欧州での買収>
2016年2月11日 - アサヒグループは英SABミラーが保有する欧州のビラ・ペローニ、ロイヤル・グロールシュ、ミーンタイム、英ミラーブランドの4事業の買収で基本合意したと発表した。買収金額は約3297億円。
2016年12月13日 - アンハイザー・ブッシュ・インベブより旧SABミラーの保有する東欧5か国(チェコ、ポーランド、ルーマニア、スロバキア、ハンガリー)のピルスナー・ウルケルなどの事業を7300万ユーロ(当時8,883億円/121円)で買収。日本のビール会社のビール事業買収としては過去最大。2017年3月31日買収完了。

<これまでの売却>
2016年、カゴメとの資本提携を解消して、同社の保有株を約246億円で売却。
2017年6月、中国飲料水の合弁会社「康師傅飲品」を合弁相手の康師傅に700億円で売却
2017年、中国山東省の農業会社や乳業会社を推定数十億円で売却。
2017年10月、インドネシアでの飲料合弁会社の株式をインドフードに譲渡する交渉を始めると発表した。これまでのインドネシア事業に対する投資額は約120億円。

[ 2017年10月13日 ]
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