アイコン 16日から米韓合同軍事演習 21日から米軍単独演習 不足の事態懸念

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米韓が、MDL範囲内(軍事境界線)で軍事演習をいくら行っても問題はないが、先の夜間の米国のB1B超大型戦略爆撃機が公海上であったがNLLに入っての飛行は、北朝鮮の対応次第では不足の事態に発展する可能性がある。米軍も、一度、こうした飛行を行ったからには、エスカレートさせることが想定され、演習ごとに危機は高まることになる。
 16日からの演習では、偵察機が北朝鮮上空を飛ぶという。

韓国の聨合ニュースは次のとおり報じている。
米韓両国の海軍は16日、東海と黄海で合同演習を開始した。演習は20日までで、米原子力空母「ロナルド・レーガン」を中心に原子力潜水艦「ミシガン」など空母打撃群が参加する。

韓国からは、イージス駆逐艦「世宗大王」や潜水艦などが参加する。演習に参加する両国の艦艇は約40隻に上る。
 米国のFA18戦闘攻撃機や多用途艦載ヘリコプターMH60R、攻撃ヘリのAH64E(アパッチ・ガーディアン)、A10対地攻撃機なども投入される。
韓国からはP3哨戒機や対潜ヘリコプターのリンクス、海上作戦ヘリのAW159(ワイルドキャット)、輸送ヘリのUH60(ブラックホーク)、F15K戦闘機などが参加する。

両国の軍当局は、演習期間中、北朝鮮の弾道ミサイル発射などの挑発に備え、北朝鮮に対する監視を強化する。
米国は北朝鮮の地上と海上戦力の動きを監視するため、高機能偵察機「ジョイントスターズ」(J-STARS)を投入した。
同機は高度9~12キロの上空から、北朝鮮の地上部隊の地対地ミサイル、海岸砲や長距離砲などの動きを探知する。
演習では防空戦や対潜戦、ミサイル警報訓練、海上封鎖、対艦・対空艦砲射撃訓練などを実施する。
北朝鮮の海上挑発に対応する対特殊戦部隊作戦(MCSOF)訓練も行う。
空母打撃群の原子力潜水艦ミシガンには、有事の際に敵の首脳部を排除するいわゆる「斬首作戦」を遂行する米特殊戦部隊の要員らも搭乗しているとされる。

 韓国軍の関係者は「北が最近、北西部の島嶼で奇襲占領訓練を強化していることに対応し、黄海でも北の海上特殊戦部隊の侵入を阻止、撃滅する訓練を実施する。 
今回のロナルド・レーガン空母打撃艦隊の訓練は、例年より参加戦力の水準が強化された」と明らかにした。
一方、米第7艦隊は今回の空母打撃群の訓練期間を16日から26日までとしており、合同演習後も朝鮮半島周辺で独自の訓練を実施する方針を示唆した。
以上、
21日からは日本海軍との合同演習の可能性がある。

米偵察機が、北朝鮮上空を飛ぶとは思われないが、もしも高機能偵察機「ジョイントスターズ」(J-STARS)が、海上だったとしても北朝鮮領空を飛行した場合、北朝鮮が地対空迎撃ミサイルを発射する可能性がある。
もしも、命中・否命中に関わらず北朝鮮が迎撃ミサイルを発射した場合、米トランプが制御不能に陥り、北朝鮮の陣地を限定攻撃する可能性が出てくる。


<北朝鮮迎撃ミサイル>地対空迎撃ミサイル「ポンゲ5」と「ポンゲ6」
KN─06は、ロシアの「S─300」をベースに開発されたとみられ、射程は約150キロ。
KN─06にはポンゲ5とポンゲ6があり、北朝鮮が開発した地対空ミサイル。
「ポンゲ5」は、ミサイル防衛用のポンゲ6と共通している。韓国の国防部によればロシアのS-300と中国のFT-2000を元に開発されたと見られている。
「ポンゲ6」は、2012年5月公開され、ポンゲ5の改良型でロシアのS-400に相当する性能とされている。
ロシア製S-400は、400キロ先の6つの目標に対する同時処理能力を有しているとされる。さらには高次元の対ステルス戦能力も備えているとされる(北朝鮮へは輸出されていない)。

なお、9月23日の米単独のB1Bの夜間飛行では、公海上ながら北朝鮮とのNLL(北方境界線)やMDL(軍事境界線)を越えて飛行させたが、北朝鮮から何の反応(補足のレーダー照射など)もなかったという(北朝鮮のレーダー網はかなり古いソ連製や中国製を運用している)。

<スケジュール>
10月16日~20日まで朝鮮半島南領域・公海上での米韓合同演習
10月21日~26日まで朝鮮半島南領域・公海上での米軍単独演習
(同海域で単独で演習を行うのは極めて珍しい)
10月18日から25日前後まで、中国共産党大会
11月3日から米トランプ、日中韓など訪問(北朝鮮による歓迎のミサイル実験の可能性もある)
北朝鮮は中国の貿易制裁に激怒している。
米国№1・恐れを知らない米トランプは、4月、米中首脳会談で両首脳が食事中にシリア空軍基地へ59発のトマホークを撃ち込んだ実績もある。

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[ 2017年10月16日 ]
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