アイコン リニア新幹線 大井川道水路 JR東海 協議中に工事発注・お構いなし

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実質国家元首である安倍首相が早期実現の大号令をかけたリニア新幹線、工事に誰が文句あるものか。

JR東海は17日、リニア中央新幹線の静岡市葵区の南アルプストンネル・静岡工区で、トンネルの湧き水を大井川に戻す「導水路トンネル」の工事契約を結んだ。

静岡県内のリニア関連工事の契約は初めて。

リニア新幹線の工事により、大井川の水量減少が懸念され、利水者とJR東海の間で協定の締結に向けて協議中だったが、安倍首相の早期開通実現に向け、地元との協議そっちのけで、先行してJR東海は工事を発注した。

導水路トンネルは、全長11・5キロで、このうち今回は9.3キロが対象。

大成建設・佐藤工業・大豊建設JV3社による共同企業体(JV)が工事を手掛ける。

工期は2024年4月末までの約6年半を予定している。

リニア建設を巡っては、大井川の水量が毎秒で約2トン減るとされ、JR東海は、導水路トンネルで湧き水を下流に流すことで流量の減少を0.7トンまで抑え、必要に応じてポンプでのくみ上げも行う方針。

 だが、静岡県や利水者11団体は、湧き水の全量を大井川に戻す協定の締結をJR東海に求め、3月から協議していた。

JR東海の工事契約を受け、川勝知事は、「流量の減少を前提としており、自然環境の保全への対応が明確になっていない。工事契約は誠に遺憾」とするコメントを出した。

利水者である大井川土地改良区の油井日出雄事務局長(64)は「協議をしている最中だったので、驚いた。なし崩し的に工事が始まると、不安が募る」と述べた。

JR東海は「協定は、できれば早期に締結出来るようにしたい」としている。

以上、

JR東海は、組合は金で解決できる団体とみなしている。こうなったら、金を山ほど貰うことだ。それとも・・・、組合にそんな肝はない。

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[ 2017年10月18日 ]

 

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