アイコン 済州島「神話テーマパーク」 中国観光客が頼みの綱か 開発面積28万平米

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韓国 済州島に約280,000㎡規模の神話テーマパークは、古代ギリシャ・インカ・ペルシアなど全世界の様々な神話と歴史の物語をテーマとする7つのゾーンで構成される。

これらを通して、観光客に幻想的な神話の世界と深みある中世の歴史の世界を体験する機会を提供する。

特に、「ラーバ」で広く有名な韓国のアニメ会社「TUBAn」のキャラクターと4Dなど最先端技術と約20種類の乗り物とアトラクション、毎日繰り広げられる様々なイベントやライブ公演まで披露し、世界中の観光客の足を止める予定。

以上、

 

済州国際自由都市構想は、1998年に金大中大統領(当時)が開発方針を策定、済州国際自由都市特別法を施行し、2010年には完成予定だった。

  • 西帰浦の海岸地帯に建設する世界レベルのリゾート型住居団地の開発
  • 済州大学近郊に建設するIT、バイオなどのメッカとなる先端科学団地造成
  • 海洋観光施設を整えた西帰浦港観光開発
  • 北済州郡涯月邑に建設する世界の名品・有名ブランドなどを取り揃えたショッピングアウトレットの開発
  • 済州道の自然と文化遺産を生かした生態と神話・歴史の2つのテーマパーク建設
  • 自由貿易地域として開発する済州自由貿易エリアの造成
  • 25年前から開発が進められてきた中文観光団地の拡充

このうち、まだどれほどの計画が生きているのだろうか。全部?・・・

当神話パークは、コンドミニアム販売を主目的にしたものにもみえる。

圧倒的なパークで集客できようが、入場料も気になるところ。済州島の観光客層は自然を愛する人たちとカジノを目的にした人たちに大別されようが、そのパワーで集客できるだろうか。日本のTDLやUSJは大都市に隣接して開設されている。魅力を打ち出しきらねば頓挫するおそれもある。

神話テーマパークは、ラムジョン済州開発が総投資額約2000億円をかけ開発中、9月30日にオープンして以降、週末には約5千人、平日は約3千人が来場している。

ましてや、売り物になっている済州の遮帰島にある岩の伝説をモチーフにした「ミスティック・アイランド」の公演では、高麗時代に中国が遮帰島に送り込んだ中国人が、この島の地脈と水脈を断ち切って帰ろうとし、漢拏山の守護神がタカになって突風を起こして中国人の乗った船を沈没させたという伝説が内容。

韓国の人にとっては持ち前の自尊心に火が付こうが、はたして中国人のお客さんたちが喜ぶだろうか。もう、中国人のお客さんを見限ったのだろうか。

 当初は初物喰いのお客さんで賑わうだろうが、その後が問題だ・・・。5000人×365日=年間182万人。今後、集客数が数倍に増加していかない限り、テーマパークの新たなる投資も限られる。

 中国からのクルーズ船客の誘致が望まれようが、現在は中国制裁でほとんど中国からのクルーズ船は寄港していない。

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[ 2017年10月24日 ]

 

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