アイコン ガソリン価格138.3円に高騰 中東不安の原油高+円安

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石油情報センターによると、11月13日時点のレギュラーガソリンの小売価格は、先週より1.8円値上がりし、全国平均で1リットル当たり138.3円となった。
 レギュラーガソリンの値上がりはこれで9週連続で、2ヶ月余りで7円上昇した。

値上がりの原因は、
1, OPEC=石油輸出国機構の加盟国とそれ以外の産油国が、協調して減産を続けるという見方が広まっていること。
2, 中東最大の産油国のサウジアラビアの政府が王子や現職の閣僚を汚職の疑いで一斉に逮捕したことなどを受けたサウジ不安。
3、中東イラクの油田地帯でのクルド族問題、
4、中東レバノンでサウジ派の首相が辞任・ヒズボラ政情不安
などの懸念を背景に原油価格が上昇していることによる。
5、それに加え、円安も値上がりの原因となっている。
6、欧州経済の回復基調も価格の下支えをしている。

今後の見通しについて石油情報センターは、来週もガソリン価格の値上がりは続くと見られる。その一方で、アメリカでは原油価格の上昇を受けてシェールオイルを増産しだしていて、今後、そうした動きがどう影響するか注目されると話している。

<ベーカー・ヒューズ社発表の米石油採掘装置(リグ)稼働数>
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<アメリカ原油在庫半年間週次動向>
アメリカの原油在庫が増加しても中東不安がかき消して値上がっている。
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<ドル円の半年チャート>

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[ 2017年11月15日 ]

 

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