アイコン アルゼンチン44人乗り潜水艦 遭難信号出さず遭難

スポンサード リンク

1120_03.jpgアルゼンチン海軍は16日、自国潜水艦のサンフアンが、消息を絶ったと発表した。
南米最南端に近いウスアイアで通常任務を行い、首都ブエノスアイレスから南に約400キロにある母港マルデルプラタ(大西洋側)に帰還する途中で消息を絶った。
アルゼンチン海軍のエンリケ・バルビ報道官によると、サンフアンは10日前、マルデルプラタからウスアイアに向かい、同地に3日滞在した後、母港に向けて出港していた。

バルビ報道官は記者会見で、サンフアンは15日朝を最後に海軍司令部との連絡を絶ったと述べた。
アルゼンチン当局によると16日から海軍の駆逐艦1隻とコルベット艦2隻、航空機2機が捜索を行っている。

サンフアンと最後に連絡が取れたバルデス半島の南東約430キロ付近の海域を捜索したが、夜間で悪天候だったこともあり手掛かりは見つからなかったという。
サンフアンに搭載された非常時に無線信号を発信する装置は作動していない。火災が起きたとの報道もあるが、海軍はこれを否定した。
バルビ報道官は、「私はこの件を劇的に表現することを望まない。連絡が途絶え、何が起きたのか分かっていないということだ」と述べた。
バルビ報道官は「バッテリーに問題が生じたのかもしれない。動力の問題かもしれない」と述べ、「もし、動力関連の問題ならば、潜水艦は浮上することになっている」と説明した。

サンフアンは通常動力型のドイツ製TR1700型潜水艦、アルゼンチンが保有する3隻の潜水艦の中の1隻で、全長約65メートル、全幅約7メートル。
ドイツ軍需企業ティッセン・ノルトゼーウェルケ製で1983年に竣工、2007年と2014年に耐用年数を約30年延ばすための改修を終えている。

米国、英国、チリが「今回の人道的捜索でのロジスティクスの支援と情報交換」を申し出、すでに米国はP3オライオン哨戒機を派遣して捜索を支援する方針を明かしている。
・・・同海域の水深は100メートル前後のようだが・・・

 

 

スポンサード リンク
[ 2017年11月20日 ]

 

関連記事

 

 

  • この記事を見た人は以下も見ています
  •  
  • 同じカテゴリーの記事です。
  •   
スポンサード リンク
 


PICK UP


PICK UP - 倒産

↑トップへ