名古屋繊維問屋街長者町 超高層分譲マンション等で再開発
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全国に「日本三大繊維問屋街」の一つとして知られた名古屋市中区の長者町繊維問屋街(現、錦町)で、超高層マンションを中心とする複合ビルの建設が本格化する。
事業を担う再開発組合が11月20日、名古屋市長から組合設立の認可を受けた。
2018年度末に着工し、2021年度の完成を目指す。
この事業は、名古屋中心部で計画されている大規模再開発の一つ。
総事業費は非公表。
再開発組合は、長谷工・野村不動産・旭化成不動産レジデンス・NTT都市開発・長谷工などで構成される。
長者町は戦後、名古屋の「日本三大繊維問屋街」として発展したが、繊維産業の衰退で廃業や倒産が相次ぎ、1980年代以降に空きビルや駐車場が増加していた。
危機感を持った地元有志が、にぎわいを取り戻そうと、まちづくりの協議会を2004年に設立、行政も動かし、まち作りを牽引してきた。
「長者町ゑびす祭り」や国際芸術祭「あいちトリエンナーレ」が開かれるようになり、活力を取り戻しつつある。
それでも、錦2丁目の人口は30年前から半減し、400人ほどに減少している。
今回の超高層マンションは低層部に、地域活性化を目指す「エリアマネジメント活動」の拠点を設ける。敷地内に広場をつくり、イベントや地域活動に使える場所にする。
計画名
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錦二丁目7番地区第一種市街地再開発事業
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所在地
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名古屋市中区錦二丁目7番
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最寄駅
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市営地下鉄(鶴舞線、桜通線)丸の内駅から徒歩2分
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地下鉄「伏見」駅
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建築主
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錦二丁目7番地区市街地再開発組合
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設 計
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長谷工コーポレーション
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施 工
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長谷工コーポレーション
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用 途
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1から2階は店舗と生活支援施設
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3から4階は高齢者向け住宅
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5から30階は分譲マンション約350戸、プラウドM
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敷地面積
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約0.7ヘクタール(東A:0.5ha/東B:0.2ha)
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建築面積
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延床面積
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A棟:約45,120㎡/B棟:約4,720㎡
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構 造
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階 数
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A棟:地上30階、地下1階/B棟:地上5階
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高 さ
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A棟:111m
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着 工
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2018年9月既存建物解体着手
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竣 工
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2021年度予定
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備 考
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事業協力者:野村不動産、旭化成不動産レジデンス、NTT都市開発、長谷工コーポレーション
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事業コンサルタント:日本設計
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特定業務代行者:長谷工コーポレーション
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[ 2017年11月21日 ]