忖度受注の協和機電工業とは? 坂井季之会長は長崎県公安委員
「協和機電という会社は子会社やグループ会社を次から次に作り、そこに全くの赤の他
人を社長に据え、同族というイメージをカムフラージュしています。
それが成功の一因でしょう。
長崎市が伊藤市長の時代は受注が凄かった。
創業者の坂井愛智さん(故人)が選挙に熱心で、伊藤香長の後援会長も務めていた。
時代が変わってもあの手この手で進化している。
協和機電は長崎の建設業界で名実ともに売上、利益率ともにグループ全体でナン
バーワンでしょう。
谷川建設や上滝、西海建設の比ではありません」(業界通談話)
協環は長与町隣りの時津町で15人のスタッフを時津町の下水処理場に交替制で常駐さ
せ、下水処理の大型機械を運転させ、時津町と平成30年までの5年間の随契を結び今日
に至っている。
時津町は平成25年までは協環と3年間の随意契約、さらにそれ以前は単年度の随契だった。
それが単年度の契約が3年に伸び、さらには5年という長期契約に変更された。
時津町と協環の契約は5年契約で7億円。単年度に換算すると1億4千万円。
時津町の人口は約3万人、長与町は約4万2千人。下水道普及率は時津町の96%に対し、
長与町は100%に近い。
現在。長与町は協和機電と単年度8千万円から9千万円の随契を結んでいるが、この数字は薬品購入や電気代、諸々の数字を積み上げていくと、もっともっとアップするだろう。
世間ではこれを安心安定契約と呼ぶが、安心安定するのは時津町役場と協環という業者であって同業他社にしてみればこの鉄壁な牙城を崩すのは容易なことではない。