アイコン 韓国経済・2016年に輸出が伸びたのは半導体だけだった 来年の経済天気予報

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韓国統計庁は27日、2016年の鉱業・製造業輸出が1418兆4720億ウォン(約144兆円)となり、前年比で▲1.0%減少した。2013年年以降、4年連続での減少。
鉱業・製造業輸出のうち99.8%を製造業が占めるため、実際には製造業の輸出が▲1.0%減少したことになる。
これほど製造業輸出が長期不振に陥るのは、統計が存在する1968年以降で初めてとなる。
通貨危機当時にも製造業輸出の減少は、1998の1年間のみだっただけに、製造業輸出の衰退ぶりは深刻となっている。
製造業の主要業種のうち、売上高が前年比で増加したのは半導体のみだった。
石油精製、造船、鉄鋼、繊維、自動車など韓国の輸出を支えてきた従来型の製造業は軒並み▲1~11%落ち込んでいる。
以上、

ただ、韓国勢も多くがベトナムはじめ東南アジアへ工場進出させており、製品輸出が減少することは当然のこと、その変わり母国の空洞化が進んでいる。これも国家として日本を真似てしまったようだ。
2016年も半導体を除けば大幅に落ち込んでいる。すでに製品輸出は、企業レベルと国のレベルでは大きく異なっている。

国内の内需関連を除く製造業は衰退し、輩出される労働者の受け皿がなければ、青年失業率の改善は進まない。好調の半導体を生産拡大させても、最新の生産技術を用いており、雇用創出は限定的だ。雇用にはサービス産業の拡大が望まれるよう。

<内需を拡大させ、経済成長は難しい>野壷に嵌った日本を見よ
 肝心の内需は、巨額家計負債(1400兆ウォン超)により息が詰まりそうになる中、不動産バブルは北朝鮮問題にもまったく関係せず上昇し続け、韓銀も今年3%の経済成長(昨年2.83%)が見込まれており、11月30日の会議で金利を上げることが確実視されている(OECDは韓国の今年のGDPを3.2%に上方修正している)。

内需の不動産価格が沈静化すれば、建設関連業者も仕事が大幅に減少する。建築業の経済波及効果は大きく、減ずれば経済にマイナス影響を及ぼす。
家計負債は、金利上昇でさらに拡大するか、不良債権化する。また、不動産価格の下落では、貸出金融機関で評価損が生じ、借主は追い銭が必要となるか、処分し、不足分を担保なしの高い金利の資金に借り替え、支払いに追われることになる。
家計負債拡大の最大の問題点は、日常の消費活動=内需に直接大きなマイナスを及ぼすことだろう。

韓国政府は、家計負債増加の主犯となっているマンション購入者に対して、複数のマンションの購入者に対して厳しい融資規制をしくという。価格が下がれば、上述のとおりまた別の問題が発生する。
しかも、中国ではこうした規制に対して、形式的に離婚して買い漁っている家族も多いという。別件ではあるが、康京和外相でさえも過去、法違反の虚偽申請していたことが判明しているとおり、不正・虚偽が国の体質となっているようで、抜け道はいくらでもありそうだ。

参考記事
陳大済元情報通信部長官の弁

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<2018年・来年の韓国経済の10業種の輸出天気予報>
1、造船輸出は▲39.8%減の「暴雨」
2、家電輸出は▲9.8%減の「雨」
3、自動車輸出は1~4%増の「曇り」
4、鉄鋼輸出は1~4%増の「曇り」、
5、繊維輸出は1~4%増の「曇り」、
6、情報通信機器輸出は1~4%増の「曇り」、
7、ディスプレー輸出は1~4%増の「曇り」
8、機械輸出は5.3%増の「晴れ」
9、石油化学輸出は8.0%増の「晴れ」
10、半導体輸出は22.9%増の「晴天」
輸出増加率は今年は15.6%増に達し、来年は5.3%増に鈍化する予想。

韓国勢(サムスンとSK)の半導体は、2017年の売上高が100兆ウォン(約10兆円)に達すると見られている。
サムスン電子の半導体事業の第3・四半期(7~9月)の売上高は19兆9100億ウォン(約2兆64億円)、営業利益は9兆9600億ウォン、営業利益率は50%だった。
 

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[ 2017年11月29日 ]

 

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