アイコン 中国の輸入製品に仕掛けられた罠 日本製小児歯ブラシ1万本回収

スポンサード リンク

中国のツートラック政策、外国産と国内産との規制基準がまったく異なる。国内産の消費を増やそうと外国産を定期的に、このツートラック政策により外国産品を槍玉に挙げる。中国営中央TVではこうした外国製品を槍玉に挙げる番組が人気を博している。

特に、日本では尖閣問題で、こうした実質輸入規制や入管手続きの意識的な大幅遅延により、日本の輸出市場は大打撃を受け、中国進出の企業への輸出部品が滞り生産遅滞も招いた。現在もTHAAD問題で、韓国のロッテ製品やアモーレパシフィック(№1化粧品会社)などが大打撃を受けている。
中国は、日常の輸入は緩やかだが、実際は細かな規制基準を設けており、政治的に何かあった場合、その規制基準を前面に押し出し、輸入を制限する動きを取る。(そのため、政治で貿易制裁しているわけではなく、輸入規制規準に違反しているから輸入しないのだと開き直る。中国への輸出企業が悪いことになってしまう。一度、この規制網に引っかかれば、いくら改善しても中国側が審査してくれず、輸出再開は数年間を要する)

深セン晩報は12月26日、広東省深セン市の企業が、日本からの輸入小児歯ブラシ1万1140本を不合格品として自主回収を当局に申し出たと報じた。
深セン出入国検験検疫局坪山事務所によると、先日深セン市内の企業が国家品質検験検疫総局に対して小児用歯ブラシ3品目の回収計画を提出した。
対象となる製品は、この企業が輸入した日本産の小児用歯ブラシで、6ヶ月から3歳、3歳から6歳、6歳以上向けの計1万1140本。

同事務所は、今年7月に市内の輸出入商品に対する特別検査を実施し、3品目の小児向け歯ブラシについて、ブラシ先端の輪郭部分の鋭角やバリの除去が行われていないなどの理由から国の基準を満たしていないと判定。使用すれば、口の刺激や安全上のリスクを引き起こす可能性があるとし、企業に対して関連製品の自主回収を督促してきたという。
回収情報は、すでに国家品質検験検疫総局のウェブサイト上で発表されており、今後深セン出入国検験検疫局が然るべき措置を講じて、歯ブラシの全面回収実現に努めるとしている。
以上、

日本のソープランドの手入れと同じで、当局も仕事をしているよと対外的に見せる必要がある。小児用歯ブラシはその槍玉にあがった可能性が高い。
ただし、大手メーカー品ではない日本製品ならば、導入機械の価格問題もあり、指摘を受けた問題が実際あるのかもしれない。
日本から輸出する以上、中国の規制に合致するよう万全を期す必要がある。日本の信用を失うだけではなく、輸出した企業も大打撃を受ける。
日本の中国への輸出企業は、大から小企業まで、中国の規制基準をしっかり勉強するしかない。
当然ながら、中国の国内企業に対しては、そうした厳しすぎる規制基準はない。

スポンサード リンク
[ 2017年12月27日 ]

 

関連記事

 

 

  • この記事を見た人は以下も見ています
  •  
  • 同じカテゴリーの記事です。
  •   
スポンサード リンク
 


PICK UP


PICK UP - 倒産

↑トップへ